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No.41 隠す ページ43

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A「っ…」

あたしは目が覚める。
少し痛む体を起き上がらせた

…今、何時だ?

そう思い、時計に目をやる


「ゲッ…」と思わず声を漏らす

時計は11時をさしていた

かなり、寝ちゃったな…



あたしは鏡の前に立ち、全身を確認する

頬にはすり傷があった

腕と足には無数の痣



鏡を見ながら、あたしは頬のすり傷に絆創膏を貼った

ジャージを着て、腕を隠す

足は靴下を履けばいいや


オレンジ色のリストバンドを右手首につける



A「よし…行こう」

靴を履いて、家を出た



.



.




ー忍sideー


今日は日曜日。

学校は休みだし、Aに会いに来たんだけど…


グラウンドを見渡しても、Aが見当たらない


忍「…あれ、Aは?」

秋「昨日、用事があるって言って帰って行ったわ

…でも、帰ってくるの遅いなぁ」

忍「そうなのか…

最近、Aどうだ?」

秋「うーん、あ、そうそう

Aね、敬語男子に使わなくなったの!」

忍「!」


敬語じゃなくなったのか

頑張ってるじゃん。A。


男子に敬語な理由はあたしもよく分からない

…Aは男が『嫌い』なわけじゃなくて

……きっと『怖い』だよな…



「ごめん!!遅れたーっ!」

そう言って来たのは、Aだった


A「あ!忍!」

あたしは「よう」と挨拶をする

Aの頬に目がとまる


忍「その頬の絆創膏どうしたんだ?」

A「あー…

ちょっと、自分でひっかいちゃったの(笑」

忍「……そうなのか」


Aはよく、傷を作ってくる

その傷はなんだ?といつも聞いても

必ず、“転んだ”“ぶつけた”、と言う


さすがにこの連続だと、本当にそうなのか?と
思ってしまう



忍「それより、あんた敬語じゃなくなったんだってね」


A「あ、うん!

みんながタメ口で良いって言ってくれたし…
それに、男嫌いを直すためだからね(笑」


忍「そうだな」


春奈「みなさーん!お昼ご飯ですよー!!」


A「やった!昼ご飯だ!

忍も行こ!」

忍「え?お、おい!」


Aに強引に手を引かれる


ジャージに隠れているAの腕

…その腕には、なにが隠されているんだ……?


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設定タグ:イナズマイレブン , 豪炎寺修也 , イナイレ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月22日 19時

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