No.20 初戦突破 ページ22
.
A「………」
決まった…のか
あたしのシュートが…
ただ呆然と立ち尽くしていると、背中を叩かれる
綱海「すげぇじゃねぇか!!」
豪炎寺「ああ!逆転だぞ!」
虎丸「すごいです!!(キラキラ」
A「嬉しい…」
「「え?」」
A「すごい…嬉しい!!
あたし、試合滅多に出れないから
シュート決めるのなんてほんとに久しぶり!
だから、すごい嬉しい!!」
あ、しまった…
楽しそうに自分のこと、話しちゃった…
タメ口にしちゃったし……
『俺の前で楽しそうに話すなぁぁぁ!!!』
顔を俯け、自分の髪の毛をくしゃっと掴む
綱海「なにそんな暗い顔してんだよ(笑
嬉しいよな!!シュート決めれると!」
豪炎寺「ああ!」
その言葉にあたしは顔を上げる
円堂「Aーーーっ!!
ナイスシュートだったぞー!!!」
ゴールからあたしに向かって叫んできた
……
A「…ありがとうございます!!」
あたしはニッと笑った
男って…一緒に喜んでくれるんだ
一緒に喜びを分かち合ってくれるんだ
男に対する考えが変わった気がした
.
A「豪炎寺くん!」
豪炎寺くんへパスをする
豪炎寺「爆熱スクリュー!!」
「グレートバリアリーフ!!」
豪炎寺「いけぇーー!!」
_ザンッ!! ピピィィィーーー!!!
シュートは大きく回転しながらゴールに突き刺さった
そして同時に試合終了のホイッスル
角間「試合終了ーー!!
イナズマジャパン、初戦突破ぁ!!!」
円堂「やったぁ!!」
ベンチに戻ったあたしたちを、鬼道さんが出迎える
鬼道「流石、見事な指揮だったぞ」
A「みんなが頑張ってくれたおかげです
…あと、久遠監督の采配のお陰です
呪われた監督なんかじゃないと思いました」
鬼道「そのことだが、監督が10年前に起こした事件…
本当は部員が起こしたものだったそうだ」
A「え…」
鬼道「それを庇って自ら監督を下りたのだと、響木さんがな」
あたしは響木さんと話す監督に目をやる
A「……そう、だったんですか」
鬼道「久遠監督なら、
俺たちを…世界へ連れて行ってくれるかもしれない」
A「!……ですね」
あたしたちの世界への挑戦は
まだまだ始まったばかり
.
260人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月22日 19時