No.12 4年前のこと ページ14
.
ー鬼道sideー
あいつとは、小学4年生の時に出会った
もうその頃から俺は影山のもとでサッカーをしていた
4年前…___
影山「今日からこいつも練習に入る」
そう言って連れてきたのは俺と同い年くらいの女だった
A「立花Aです。
小学4年生です。
よろしくお願いします」
鬼道「ああ。よろしくな。
俺も小学4年生だ」
影山「じゃあ鬼道はいつものメニューをやれ
立花、お前はこっちだ」
A「はい」
そう言って、立花は総帥とどこかへ行っていた
俺はメニューをこなして、
立花のことが気になったため、探していた
鬼道「!」
扉から、なにやら総帥の声が聞こえた
俺は扉を少しだけ開けて覗き込んだ
そこにはいろいろなマシーンがあり、
修練所のような場所だった
A「ハァッハァ……ハァッ」
ランニングマシーンに乗っている立花は
とても辛そうに息を上げていた
影山「まず体力からつける
しばらくこれを乗っているんだ」
そう言って、こちらに向かってくる
俺は慌てて元の場所に戻った
すると、総帥もこちらに戻ってきた
俺は気になったことを聞いてみる
鬼道「総帥、なぜ立花をここにつれてきたのですか?」
影山「お前のように、あいつにはサッカーの
才能があると思ったからだ」
俺のように…
影山「FWとして、司令塔としても育て上げる」
鬼道「なるほど…理解しました」
一緒に練習をする
何てことはほとんどなかった
だから、小学生の時はあいつとはほとんど会話をしていない
そして中学生になり、
俺は帝国学園サッカー部のキャプテンとなった
鬼道「パスだ!!」
佐久間「おうっ!」
FFに向けて、練習を積み重ねる日々
鬼道「A、ちょっといいか。
フォーメーションのことで……」
A「……((コクリ」
Aは話しかければ普通に話してくれた
でも、あまり目を合わせはしてくれなかった
そして触れるとAは過剰に反応する
その時の目は、
まるで「触るな」と言われているようだった
部活の練習もたまにしか参加しなかった
参加しないときは修練所のようなところで練習をしていた
練習しているのに試合に出ない
理由があるんだろうが、聞いてみても「用事がある」と言われてしまう
中2になって、目を合わせてくれるようになった
そして、俺が雷門中に転校することになり
キャプテンはAとなったんだ
.
260人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月22日 19時