No.9 悪化する雰囲気 ページ11
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ー翌朝ー
円堂「いいぞ風丸!」
翌日も、ゲーム形式の練習をするあたしたち
風丸くんはボールを持ち込んでいく
A「こっちです!」
あたしはパスの合図を送った
風丸くんは小さく頷き、ボールを蹴りだす
…はずだった
不動「ぉらあ!!」
風丸「っ!?」
不動くんが後ろから風丸くんにスライディングをかけた
風丸くんはその場に倒れこむ
A「風丸くん!!」
風丸「…っ大丈夫だ!」
鬼道「不動!!今のはワザと((久遠「いいぞ不動」!?」
久遠「ナイスチャージだ」
「「……!!?」」
あたしはバッと監督を見る
だけど監督は表情1つ変えず、腕を組んで佇んでいた
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もう夕暮れだ
虎丸「お疲れさまでした!
ここでおれ失礼します。
明日もよろしくお願いします!!」
頭を深くさげ、その場から出た
昨日もそーだったな…虎丸くん
久遠「不動」
不動「はい…フッ」
緑川「……」
綱海「緑川!こっちだ!!」
綱海くんにそう言われているのにも関わらず
そのまま1人で上がっていく
当然、途中でカットされてしまう
綱海「おい緑川、なにさっきから1人でやってんだ」
緑川「((フイッ」
緑川くんはそれを無視する
綱海「おい!緑川!!」
鬼道「…まずいな」
A「はい…雰囲気が悪くなってますね…」
雰囲気の悪い中、練習は終わった
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ー食堂ー
円堂「つ……疲れた……」
机に突っ伏す円堂くん
ヒロト「…円堂くんはどう思ってるかい?
あの監督のこと」
円堂「どうって…
良い監督じゃないか!
思ったことをハッキリ言ってくれるし!
きっと俺たちには足りないところがあるんだよ!
世界を目指すにはさ!!」
そう言って笑う円堂くん
みんなもその言葉のおかげで顔が緩んでいく
…男の人ってあんなもんなんじゃないのかな
勝手にそうあたしは思っていたけど
円堂くんの言うとおりなのかな
…嫌みっぽいけどちゃんと指導はしてくれるし
………わっかんないなぁー…
髪の毛をわしゃわしゃする
豪炎寺「どうしたんだ?」
A「あ、いやちょっと考え事です」
豪炎寺「そうか」
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作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月22日 19時