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太宰さんの川流れ。 ページ42

乱歩さんが来るから着いていけ、危ないから川には入るな、と言われて河原で丸い石を探しています。意味はありません。
そろそろ飽きてきましたぁ。

『はーあ。』

ゆっくり川に近づいてみる。その場にしゃがんでツンっと指先で水面をつついてみる。

『冷た…太宰さん上流から流れるって言ってたけど…これでは凍えてしまいます……』

「Aさん!?だ、だめですよ!!!!」

後ろから走ってきた誰かに肩を掴まれ、後ろに引っ張られる。

『うわわわわ!?!?』

その誰かの足の間にすっぽりと嵌る。振り返ると敦くんの顔が。

敦「Aさんどうしたんです!?何か悩み事でも!?僕なんかでよければ聞きますよ!?」

敦くん可愛い…。え、こんなに近づいていいの?顔の距離10糎もないのですが。肩をひかれ倒れこんだ状態で固まる私を、軽く抱いたまま心配そうに見つめる敦くんは天使そのもの。いやいや、最推しは太宰さんなので!絶対王政。


乱「敦〜あんまり近いと太宰に怒られるよ〜?」

はっとしたように体を離す敦くん。


敦「すすすすみません!!」


何故怒られるのでしょう。
立ち上がって服に着いた砂埃をはらう。

乱「太宰に一緒について行くように言われた?」

『!!そうです。何故お分かりに?』

乱歩さんははぁとため息をついた。

乱「お前は分かりやすい。もう少し顔に出さないよう演技力を鍛えなよ。」

すみません…と言ってから下を向く。
探偵社員として色々訓練しなくてはならないことが多いです…


乱「…ま、あんまり言っても太宰にそんなに責めるな〜とか言われちゃうからね。」

「さあ行こう。」と歩き出した乱歩さんの後ろを敦くんが追いかけ、更にその後ろを追いかける。

太宰さんに怒られる。→←川を流れる太宰さん。



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時

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