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♯.28 ページ28











「え、泊まっていいんですか?」









「はい、むしろ朝霧さんがよければの話なんですけど…




男ばっかりなんで、嫌なら…」









「いえいえ



私も男子バレー部のマネなんでそういうことには慣れてますので」









「それなら良かったです!




きっとみんなも喜びます!」









そうかな?




武田先生はそう言って帰っていった




まあ、とりあえず寝るとこは確保




あー、着替えどしよ


これは女友達に頼むしかないよな









「…もしもし、私の親友よ」









『…なに、気持ち悪いんだけど』









「気持ち悪いとは失敬な!





あのさ、私の着替えを一式持ってきてくださらないかな?」









『は?何で私が』









「やってくれたら賢ちゃんの写真を送ってあげ」









『やる


場所教えて』









「速答ですか」









この電話相手は同い年で同じ生徒会の副会長の世良来夢(セラ ライム)




らいちゃんは根っからの賢ちゃんファンなのだ




だから同じ部活で毎日賢ちゃんを見てる私が羨ましいだとかなんだとか





いつの日かマネになれば?

と誘ったのだが









「それは無理





私、運動系じゃないし





それに絵一筋だから」









らいちゃんは美術部の部長




毎回賞をとるほどの実力者だ









らいちゃん、可愛いけどこうやって口も悪くて目つきも少し悪いから男どもは遠目で見てるだけ






まあ、そんな男はらいちゃんには不釣り合いだから私が許さないけどね!









電話から数十分


烏野に1台の車がやってきた









「おお、さすが金持ち」









「そこまで無いわよ



はい、


勝手にタンスあさったのは探すためだから許しなさいよ」









「そりゃもちろん



感謝感謝〜!


じゃあ、賢ちゃんの写真送っとく!」









「ちゃんと送れよ」









「送るってば〜」









もう、用心深いんだから




まあ、そんなとこも好きだけど









合宿所に戻り、リュックの中身を確認していると






ぺらり、と1枚の紙が落ちてきた








そこには









‐写真忘れたらぶっ飛ばす‐









その文字を見た瞬間すぐさま写真を送ったのは言うまでもない









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橄欖(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!とても嬉しいです(*^^*)がんばります! (2016年8月1日 19時) (レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!頑張ってください! (2016年7月31日 9時) (レス) id: e3e04d5402 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橄欖 x他1人 | 作成日時:2016年7月25日 9時

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