36. 失恋明け ページ36
雀のさえずりで目が覚めた。
窓から差し込む朝の光もいつも通り。
そう。いつもの朝がまた始まる。
私、昨日失恋したんだっけ。
どんなにどん底な朝を
迎えるのかと思っていたど
実際迎えてみたら
拍子抜けするくらい普通の朝。
唯一普通じゃないのは.....
.....痛たたた......(＞＜)
しょーちゃんのせいだ.....★
ズキズキと痛む頭押さえながら
ゆっくりとベッドの腕に起き上がる。
ケーキを食べた後、気がついたら
しょーちゃんに失恋のこと話してた。
何も言わずに相槌打ちながら
真面目な表情で聞いてくれた
しょーちゃん。
話し終えた私に
「....そっか....
じゃ、今日は特別に」って
シャンパンの栓を開け始めた。
「わ、私、まだ未成年だよっ」
「味見だけ。今夜は親の俺が許すっ(^^)
一口だけな。これ、すんげぇ
うまいんだぞ♪」
そう言ってグラスに
お酒をつぐしょーちゃん。
繊細だけど弾ける泡ともとに
綺麗なピンクの液体が注がれていく。
一口だけ軽く口にしたら
本当においしくて。
結局どれくらい飲んだんだろう。
それはこの頭痛が物語ってるか...
パパ、ママ、ごめんなさい(＞＜)
それよりも。
気がついたら夜明け頃で。
服のまま寝ていたから
しょーちゃんが部屋に
運んでくれたのかな。
....あー....また迷惑
かけちゃったよ....(＞＜)
ベッドサイドの時計に目をやる。
８時。
なんとなく人の気配がないから
もうしょーちゃんは
仕事に行っちゃったかな。
なんとか起き上がって
リビングに向かったら。
テーブルの上は昨夜のままで。
食べ残したケーキと空いた
グラスやシャンパンの隣には
しょーちゃんからの置手紙があった。
＜ ちゃんと起きれたか？(笑)
仕事で先出るわ。
戸締りよろしく！
今日はゆっくり休めよ ＞
あんなに遅かったのに。
しょーちゃんこそ大丈夫かな？
その時、何気に手に取った手紙から
ふわぁっと匂い立った
しょーちゃんの香り。
その瞬間、不意に
しょーちゃんの顔が思い浮かぶ。
昨夜のしょーちゃんと重なって。
しょーちゃんのぬくもりも思いだされて。
思わずドキンとしてしまう胸。
......思いっきり変だ、私。
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かこ(プロフ) - 翔loveさん» ありがとうございます！まだまだ続く今回のストーリー、どうぞしょーちゃんとの同棲生活楽しんでくださいねー（＾＾） (2014年3月8日 9時) (
レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
翔love - 面白かったです！最高でした！！更新待ってマーーーース！！！！！！ (2014年3月7日 15時) (レス) id: 689a8ee5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年3月4日 18時
