10 ページ44
「じゃ。行ってきます。」
「いってらっしゃい」
５分後には。
すっかり正気に戻って(苦笑)
手を振って私たちを
送り出してくれたお母さん。
２人で手を振り返して
神社に向かって歩き出す。
「....緊張したあっ(＞＜)
ダメ、って言われたら
どーしよーかと思ってたっ(＞＜)」
「えっ、そうなのっ？！
全然そんな風には見えなかったよ(驚)」
「そりゃあね。自信なさげにしてたら
それこそ認めてもらえねぇかも
しんねぇーじゃんっ(笑)」
すっかりリラックスして。
”ははっ♪”って前向きながら
いつもの笑顔の潤くん。
ずっと会いたくてやまなかった愛しい人。
新年最初に並んで歩きながら見る横顔は。
やっぱりまぶしくて。
新しい年も一秒一秒
もっともっとあなたを
好きになってしまってるよ....？
「お母さん、Aに似てんな」
「そ、そう？！」
「ん。すげぇあったかそうで
......天然っぽい(笑)」
「....も、もう〜！何それっ、誉めてんの？！」
「あははは(笑)」
そう笑いながら。
角を曲がったその瞬間潤くんは。
少しふくれた顔の私の手をパッと握ってくる。
あったかくて。優しい力強い手。
年が明けても。
しばらく会えてなくても。
ちっとも変わらない。
「やっとAに触れられた」
「////」
私も。やっと潤くんに
触れることができて嬉しいよ....？
今年初めてつないだ手。
なんだか照れくさくって。
思わずうつむいてしまったけど。
”私もだよ”って気持ちを込めて
ギュッと潤くんのその手を握り返して。
ほんに少しだけ潤くんに
寄り添ってみたんだ。
気づいたかな？
きっと気づいたよね....？
でも恥ずかしいから。
気が付かないふりしてね？
そっと横目でのぞいた潤くんは。
すごく優しい表情で
微笑んでいたように見えた。
新しい年も。
もっともっと輝いていくであろう
あなたの一瞬一瞬を見逃さずに。
許されるなら一番近くで
見ていきたいって思うから。
だから春も夏も秋も冬も。
こうして一緒に歩いていこうね。
今年もよろしくお願いします....(＾＾)
＜ FIN ＞
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かこ(プロフ) - ゆきぃさん» ずっと読んでくださっていたとはうれしい限りです♪ありがとうございます（＾^)ときどき赤や黄色に揺れたりもしますが、どっぷり潤くんラブの私なので潤くん作品は多いのですが。そう言っていただけるとありがたいです。まだまだ潤くん書きますのでよろしくです（^^) (2014年7月8日 15時) (
レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» 今回もあざーすっ。はい、次は若かりし頃。今読み返すと恥ずかしい筆力の作品ですが。これも私の歴史ということで（笑）楽しんでいただいけたら♪ (2014年7月8日 15時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきぃ(プロフ) - ずっと読ませてもらってます。潤くんのお話は少ないのでかこさんが素敵な潤君をかいてくれるのがとても嬉しいです。(^-^) なかなかコメできませんがずーっと読んでるので(^_^)v かこさんの作品楽しみにしてますo(^_-)O (2014年7月7日 17時) (レス) id: 3ed15ef5fe (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - こんばんは(^^)完結おめでとうございます！久々に甘潤が堪能できて楽しかったです// 次は若かりしころの潤くんですかぁー(*ノ▽ノ) また楽しみにしてますね♪ (2014年7月4日 20時) (レス) id: 9a4b8c823e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あかりんさん» はい、若かりし頃の潤くんをひとつ。一度書いてみたかった、教師と生徒設定です(#^.^#) (2014年7月4日 17時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かこ
| 作成日時：2014年7月1日 15時
