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1人で部屋に戻る。
男子とも、カントクやさつきのいる部屋で寝るわけもいかず、私だけ一人部屋だった。

布団を敷いて倒れ込む。
枕に顔を埋めると、また今日の出来事が浮かぶ。

あまりの恥ずかしさに足をバタバタさせた。


「っ〜!はぁ…」


頭を振って考えることをやめた。
瞼を閉じてもう一度枕に顔を乗せる。
一日の疲れもあり、すぐにうとうとし始めた。


コンコン


ふ、と意識を失いかけた時、ノックの音で引き戻される。もうみんな部屋に戻っている時間では…?


「はー…い」


扉を開けると、涼太が立っていた。


「やっほー、Aっち」

「涼太?どうしたの?」


少し開けていた扉に手をかけて中に入ってきた。
私は驚いて扉から手を離し1歩下がる。


「んー、Aっちと話そうと思って」


涼太の背後でバタンと扉が閉まる。
なんだか様子が変だ。
いつもなら飛びついてきそうなのに。


「よっ、と」


涼太は私を抱き上げて布団の上に倒す。
油断していた。今日あんな痛い目にあったのに、警戒心がこれっぽっちもなかった。


「え、涼太…?」

「言ったでしょ、Aっち不足なんスよ」


そう言って笑う涼太の顔が妙に色っぽく見えた。
そのまま覆い被さると、唇にそっとキスをする。


「やっとキスできた」


やっと、って。ずっと狙われていたのだろうか。
じわじわと体は熱くなる。いくら中学の頃に日課としてやっていても慣れるものじゃない。顔のいい男にキスされるんだから。


「Aっち、他の人の匂いがする」

「犬か!」

「嘘っスよ。でも他に触れられた気がするのは本当」


ドキッとする。事実今日は色々あった訳だ。でも本当に言い当ててしまう涼太の嗅覚、もとい、感は鋭い。


「気をつけなよ?俺らだから歯止めが効いてるのであって、他の男だったら襲われかねないんスから」


これで襲ってないと思っているのか。
私には襲われてる部類に入るんだけれども。


「男だから襲われないよ」

「女の子でしょ」

「む…」


つん、と唇を指でつつかれる。
私の反応を楽しんだ後、首元に顔を埋めた。


「Aっちいい匂い…」

「嗅ぐなッ」


そう言っても、私も涼太の石鹸の匂いで気分が良くなってしまっているが。


「っ…ちょっと」


いい匂い、なんて考えていると涼太は首筋にキスをし始める。これは、色々とまずいのでは。

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二次元依存症 - 更新お願いします!頑張ってください! (2020年6月9日 9時) (レス) id: 6c212b079c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ - 今吉先輩ドSすぎる////高尾が優しくてキュンときました。伊月先輩とむっくんが可愛い!更新頑張ってください! (2020年5月13日 20時) (レス) id: fc99185244 (このIDを非表示/違反報告)
蓮見敬人命です。(プロフ) - 今吉様が、、。予想以上に腹黒!でも素敵なお話です (2020年4月23日 18時) (レス) id: d9754627b9 (このIDを非表示/違反報告)
御守(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます!今吉さんは徹底的に行くだろうなと思って書きました笑 (2020年4月23日 8時) (レス) id: 1f319702a2 (このIDを非表示/違反報告)
- 今吉さんがドSすぎて笑いましたw (2020年4月19日 4時) (レス) id: 618048078d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御守 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/nekyomu  
作成日時:2020年4月13日 10時

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