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『ごめんね、A、なんか具合よくないみたいで。祐基ちゃんが呼んでるっていうのに……ほんとあの馬鹿』
祐「ん、まあしょうがないよ。お大事にって伝えといて」
1階から、かすかにお母さんと祐基のやり取りが聞こえた。
私はそれを、布団をかぶって聞いていた。
『あんたいつまでそうしてんの』
「ん……」
『幼馴染みの祐基ちゃん避けるなんて、喧嘩でもしたの？』
「別に……塾行ってくる」
今日は、祐基が部活だから塾には来るのは夜になる。
いつもは一緒に行ってるけど……
『ちょっと、祐基ちゃんと一緒に行かないの？！』
「……行ってきます」
まだ太陽が熱く照り輝いてる中、私は外へ出た。
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作者名：くまねこ。 | 作成日時：2016年8月8日 22時
