狂 愛 教 師【おそ松】

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「まつ…っ、誰かがｯ」









小声でそう言っても「離れたくない」と体を離してくれない。

抵抗すればギシギシとベッドが言うし、私も声を我慢した。









「ふふ、かーわい。」









耳元でそう言われ体がビクリとはねた。

そんな私を見て楽しんでいる松野先生。









「松野先生〜？

入っていったと思ったんだがな…」









「あ、カーテンの中か？」と彼はこっちに近づいてくる。

その瞬間松野先生はまた小さく舌打ちをすると私に布団をかけて横にあったタオルを私の額にへとうつした。









「あぁ、なんだ！

いるじゃないか」









あ、この人知ってる。









「おー、カラ松

なに？なんかよう？」


「フッ、天からの罰をうけた

俺はなんていう罪な男なんだ」


「ん、怪我ね。」


「あ、はい。」









２年生のカッコイイけどイタイという噂のカラ松先輩。

そして私はカラ松先輩と目が合うと「大丈夫か？」と頭に手を伸ばされる。









「寝てればすぐ治るからな」









ポンポンと頭を撫でられる手がすごく心地よくて私は「はい」といつのまにか元気になっていた。

隣に松野先生がいることを忘れて









「さ、カラ松も授業戻ろうか。」


「あぁ、Thank you！

また来るぜ」


「もう来んな」









そうしてカラ松先輩が出ていってまた二人の空間。

その瞬間松野先生は私に近づいてタオルをどけると私の頭を撫で回した。









「…まつの…せんせ？」


「……ッ、汚れた…」


「え？」









そのちからはどんどん強くなり松野先生は狂ったようにその言葉を繰り返す。









「汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れたｯｯ……汚れたァア」









そして「消毒しなきゃ」と松野先生は私を抱きしめた。









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