検索窓
今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:400,456 hit

6. ページ7

*









挨拶をされて私は控えめにお辞儀をすると松野先生は私の頭を撫でる。









「まーたっ、元気がないぞ〜っ?

そんなんで今日1日大丈夫か?」









こんな笑う松野さんを見ると昨日のことなんて嘘なんじゃないかって思ってしまう。









「な、A?」









けれど名前の方を呼ばれただけで私はすぐにあれが現実だったということを思い知らされる。

私は「頑張ります」とだけ言ってその横を通り過ぎた。









教室に向かおうと歩いている時にどんどんと大きくなる足音に振り向くと私は誰かに抱きしめられる。









「と…っトト子ッ?」


「どーだった?昨日!

トト子教室に戻ろうとした時にちょうどおそ松先生も教室行っててさぁ!」









「二人きりにさせてあげよーと思って」とトト子は微笑んだ。









「どーだった?二人きりは」









協力してくれたトト子に本当のことを言えるはずもなく私は「いっぱい話せた」と言ってお礼を言った。









「ふふ、良かった!

これからも協力してあげるからねっ」


「…っ……うんっ」









______









今日は松野先生の授業はない。

けれど廊下で会う確率は本当に多いため私はなるべく教室にいるようにするが









「ほら廊下行こ!

おそ松先生会えるかもよ!」









トト子が私を連れ出す。

優しい、本当に嬉しい

だけど









こわい。









松野先生に会うことがこわい。









「A…大丈夫?

気分悪いの?

今から保健室行って休もう?」









気をつかってくれたトト子に甘えて私が保健室に向かおうとした時だった。









「気分悪いの?

葉柴さん」









神様はなんて意地悪なんだろう。









「あっ、そうだおそ松先生!

Aを保健室に連れてってあげて!

気分が悪いらしいのよ

私ももう授業始まるからお願いっ」









おねがい、やめて









「あぁ、俺 次授業ないからそばについててやるよ。

保健の先生も出張だし」









誰か助けて









*

7.→←5.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (355 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
566人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

朱華(プロフ) - お、面白すぎる……!!応援してます!!これからも、頑張ってください! (2020年3月28日 23時) (レス) id: 14480c8e91 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - これはキャラヘイトですよね。キャラヘイトは違反で犯罪ですよ。フラグを立てたり、パスワード設定にしてください。 (2019年5月2日 12時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
つゆっぴー - 私おそ松推しで、今まで普通の恋愛などしか見ていませんでしたが、病んでれ初めて見てめちゃくちゃハマりました!おそ松の愛が嬉しくて、妄想半端なかったです!ありがとうございました! (2018年8月20日 1時) (レス) id: 502098e51a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ハッピーエンドのもほしいです! (2017年8月29日 15時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モンちゃん - 最高な作品、ありがとうございます!! (2017年1月29日 0時) (レス) id: 9e3f92db11 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年11月6日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。