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Ichimatsu __
帰ってきたAのもとに行くと予想通り手に俺が書いた手紙を持っていた。
「また、きたの?」
「……うん。」
そして見慣れた手紙を一緒に開けた。
開けた瞬間Aは頭を抱えてしゃがみこんだ。
怖がってビクビクと体を震わすAを見てゾクゾクしてしまう。
これだけでこんなにも震えてもうかわいいなぁ。
壊したい、ぐちゃぐちゃに、早くAを…
そしてその背中をなでた。
綺麗で滑らかで骨が少し出ているその背中。
肌に触れたいよ、その背中。
ぁぁ、もう我慢出来ない。
そして俺はダメもとで手を広げた。
でもAは俺の腕の中に入ってきてくれて理性が吹っ飛びそうになる。
あの頃よりも膨らんだ胸、顔に触れる柔らかい髪、俺に絡みつく細い腕、柔らかい体。
ぁぁあぁあ、可愛い可愛い可愛い可愛いッッ
今すぐ押し倒したいしもっとその肌に触れたい。
そして照れたようないやがるAをみたい、俺だけを見つめて俺だけしか考えられないように……
すべて見たい、触れたい
全部全部全部全部全部っ…
でも理性を保ちながらいるとAは俺から少し離れて「ありがとう」と言って
「やっぱり警察とかいったほうがいいのかな…」
やばい、予想外の言葉
当たり前のことを考えてなかった俺は必死に言葉を考えた。
「警察はやめた方がいいと思う。
そんなの指紋とかつかないように手袋とかつけてるはずだし
何も残らないよ
それにこんな手紙相手にはしてくれないだろうし」
「分かった」と俺を信じてくれたAにホッとした。
「いつか諦めてくれるよね」
「…うん、そうだね。」
ヒヒ、嘘。
絶対諦めないよ?
そしてAはチョロ松兄さんとすれ違った。
イライラが膨れ上がるがAはチョロ松兄さんと1回も目を合わさず
「…っ、ごめん急いでるから」
嬉しさがこみ上げた。
「A…、僕はまだ……
クソッ…ッッ」
そう言って悔やむチョロ松兄さんに俺は背を向けてニヤリと口角をあげた。
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サクラ - ハッピーエンドがよかった(T_T) (2017年7月26日 13時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 最後の一松でゾクゾクした。。。!これからも更新頑張ってください! (2016年10月2日 21時) (レス) id: d2ab1ea88e (このIDを非表示/違反報告)
** - なんか一松がいいのに、チョロ松が可哀想になってきた…(( よし、チョロ松見に行こ((← 結局全松好きだったわ← (2016年9月11日 18時) (レス) id: 8f750e5b99 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 完結おめで盗塁王!! (2016年8月28日 15時) (レス) id: 80c812b5ce (このIDを非表示/違反報告)
らんど - あぁ…好きだな、作者さんこんなに素敵な作品を作ってくれてありがとう。 俺に生き甲斐をくれてありがとう。 (2016年8月28日 14時) (レス) id: 11d8f47b36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年8月15日 18時