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*
「下手くそだな…、まぁ初々しくていいが」
「…っ」
「そろそろ帰ろうか」と服を整えて私は伸ばされた手をとろうか迷ったがカラ松先輩に無理矢理に繋がれた。
「さぁ、行こうか」
言ってやればいい。
一松くんにも友達にも
「あぁ、忘れてた
他言なんて許さないからな？」
「…わかってますよ」
「他言をした場合、一松も俺と同罪にする。
誰かに何を聞かれても一松もやったと言えば誰もが一松を怪しむだろうなぁ
いいのか？そんなことになっても」
最低だ
兄弟思いなカラ松なんて嘘だ
「…ｯ」
「まぁいい子のAならそんなこと思わないよな」
そう言って私の頭をなでて笑顔を見せた。
その笑顔は恐怖でしかなくて涙が溢れそうになる。
「さぁ、行こう。」
「は、い……」
引かれる手にそのまま私はついていくことしかできなかった。
頭には一松くんのことばかり
ごめんね、一松くん。
そして家まで送ってくれるとカラ松先輩は私と連絡先を交換すると私にキスを落として帰っていった。
「あれ？
あれって………」
.
「Aー、ご飯は……」
「ごめん、食欲がない」
自分の部屋のベッドに倒れると私はいろいろなことが頭の中に浮かんだ。
一松くん、そしてカラ松先輩のこと
カラ松先輩はどうやって今生活してるんだろう。
一松くんにどうやって接してるの？
分からないよ…
「ふっ…っあ、…ぁぁあｯｯ」
私はそのシーツに顔を埋めて泣いた。
ピコンッ
メール？
それを開けると一松くんからで私はつい携帯をふせた。
けど私はそのメールを涙をふいて開いた。
［ 今日は帰れなくてごめん。 ］
［ 明日一緒に帰ろう。 ］
一松くん
一松くん、ごめん
なんで私は……っ
そして返信をしてないまままたメールが届く。
［ 明日また一緒に帰ろう ］
［ 一松と帰るなんてダメだからな ］
［ 誰のものかちゃんと理解しろよ ］
頬を伝う涙。
私はなんでこうなったの？
*
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外者(プロフ) - 下の方に同じく (2021年7月20日 9時) (
レス) id: 3594cdecb0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - 逆に惚れました (2018年7月30日 19時) (レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
3333 - 怖〜い、6つ子を見ると この小説のこと思い出しでトラウマになるなこれwww (2018年7月28日 8時) (レス) id: c522931e0c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - これのアフターストーリーが欲しいです！ (2017年4月25日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - これを読んでて何回も泣きそうになりました。(( 凄くいい作品だったけど、やっぱり私はあの優しいカラ松しか好きになれないや…。( (2017年2月11日 2時) (レス) id: 19e74ad4d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maco.
x他1人 | 作成日時：2016年8月5日 18時
