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30. ページ31

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Jushimatsu __









カラ松兄さんがAちゃんを連れて行ってすぐに追いかけた一松兄さん。









「お、俺らも行こう…!」









おそ松兄さんの言葉の前に僕は走ってついた時には一松兄さんがAちゃんを捕まえていた。

けれど手をあげられた一松兄さん。

僕のところまで飛ばされてカラ松兄さんたちは消えていった。









「逃がさない…!」









僕は一松兄さんをチョロ松兄さんに自然に渡してもう見えなくなった二人を追いかけた。









「はぁ…っ、はぁ」









けれどこの夜の中、どこに行ったかなんて全くわからない。

周りを見回しても誰もいなかった。









考えろ、どこに行ったか…!









路地裏ではない、Aちゃんの家はきっと家族もいるだろうし…

公園?いやすぐに見つかる可能性が高いし

学校?あいていても先生も見回りで見つかったらおわり









だめだ、思いつかない…









どこかに隠れたのは絶対。

誰も入ってこない、誰にも気づかれない場所









「どこ……」









分からないまま時間はすぎていく。

とりあえず僕は走ってふたりを探す。









「はぁ…ッッ、はぁッ

いない……、どこに………」









膝に手をつき息を切らして顎まで流れる汗を手でふきはらう。

しばらくして聞こえてくる足音。

何かと思って振り返った。









「一松兄さん!」


「十四松…、俺も探す……ッ」


「何言ってんの、怪我悪化するかもしれないよ?!

僕の方が力もあるし……」


「俺は…ッ

Aの彼氏なんだよ、怪我なんかどうでもいい…

Aを取り戻したい、Aを守るって約束したんだよッッ!!」









こんなに必死な一松兄さんを見たのは初めてで

僕は思わず固まった、けどすぐに「わかった」と伝える。









「けど、僕も行く。

二人で行けばなんとかなるよ!」









「おいおい、誰が2人だって?」









振り返るとそこにはおそ松兄さん達がたっていた。









「お兄ちゃんほっといてどこいくの〜?」


「一松の彼女さんを助けるの手伝うよ」


「みんなで行けば何とかなるよ!!」









皆が揃って僕と一松兄さんは目を合わして笑う。

そして僕達は手で6の数字を作って空高くその手を上げた。









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外者(プロフ) - 下の方に同じく (2021年7月20日 9時) (レス) id: 3594cdecb0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - 逆に惚れました (2018年7月30日 19時) (レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
3333 - 怖〜い、6つ子を見ると この小説のこと思い出しでトラウマになるなこれwww (2018年7月28日 8時) (レス) id: c522931e0c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - これのアフターストーリーが欲しいです! (2017年4月25日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - これを読んでて何回も泣きそうになりました。(( 凄くいい作品だったけど、やっぱり私はあの優しいカラ松しか好きになれないや…。( (2017年2月11日 2時) (レス) id: 19e74ad4d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年8月5日 18時

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