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26. ページ27

*









「ちが…ッッ、一松くんは_____」









私はカラ松先輩に名前を呼ばれては隣に座られた。

そして顔を耳に近づけられると









「本当のことを言ったら一松がどうなるか…

分かってるよな?」









カラ松先輩は私から顔を話すと「いいんだよ、本当のことを言って」とみんなに聞こえる声で優しい笑顔で言った。

私は涙が溢れそうで、声を震えて









「どうしたの?Aちゃん」


「〜ッッ、一松くんに…っ、やられまし…たッ」









私はトド松くんに心配されカラ松先輩の命令に従った。

けどこれは間違ってるのだろうか?

わからない……

そして私の目からは涙がこぼれた。

しかしこれは余計にほかの兄弟の人を怒らせるだけで









「一松兄さん…ッ、泣いちゃうようなことしたの…?」


「お前いくら嫉妬したからって…」


「一松…もうやめろよ」









「皆、一松を責めないでやってくれ。

一松はAと同じクラスだし俺より先に好きだったんだと思う。

俺が付き合って羨ましいのは当たり前のことだ

ごめんな、一松…」


「カラ松兄さんが謝る必要ないでしょ!」


「そーだよ、一松あやまれよ」


「おい、一松…」









ねぇ、何でこんなことになるの

やめて









「一松兄さんじゃ…ないっ!」


「やめろ、十四松…」


「一松兄さんとAちゃんは両思いなんだよ!

邪魔したのはカラ松兄さん、Aちゃんにひどい思いをさせたのもカラ松兄さんッ

そしてAちゃんを奪ったのも全部全部カラ松兄さんなんだよッッ」









十四松くんがこっちに笑顔を向けてくれて「大丈夫だから」と言っているようだった。









「十四松、お前何言ってんだよ」


「そうだよ、十四松兄さんさっきのAちゃん見てなかったの?」


「一松に言わされてるんだったら、もういいんだぞ」









「違う」と言い張る十四松くん。

そして十四松くんはまたこっちを向いた。









「Aちゃん、本当のことを言って!!

カラ松兄さんに何か言われててもここには僕だちがいる!!

守るから…ッッ、ちゃんとッ」









そしてこちらに全員の視線が向けられた。

多分これは最後のチャンス。








そうだよ、なんで命令に従ったんだろう

ここにはみんないる、一松兄くんになにかされる前にみんないるんだ…!









「私は……っ」









言おう、ちゃんと。









*

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外者(プロフ) - 下の方に同じく (2021年7月20日 9時) (レス) id: 3594cdecb0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - 逆に惚れました (2018年7月30日 19時) (レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
3333 - 怖〜い、6つ子を見ると この小説のこと思い出しでトラウマになるなこれwww (2018年7月28日 8時) (レス) id: c522931e0c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - これのアフターストーリーが欲しいです! (2017年4月25日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - これを読んでて何回も泣きそうになりました。(( 凄くいい作品だったけど、やっぱり私はあの優しいカラ松しか好きになれないや…。( (2017年2月11日 2時) (レス) id: 19e74ad4d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年8月5日 18時

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