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23. ページ24

*

Jushimatsu __









カラ松兄さん、一松兄さん

そしてAちゃん









カラ松兄さんはAちゃんが好きで、

一松兄さんもAちゃんが好きで、

Aちゃんは一松兄さんが好き。

そして僕は1人。

あ、関係ないか!









「ん〜、とりあえず一松兄さんはAちゃんと戻るだろうけど

カラ松兄さんをどうしような〜」









わかりまへんなぁ









カラ松兄さんはモテる。

兄妹の中で1番。

でもいつも本気そうではなくて言えば体だけの関係。

優しいカラ松兄さんはだんだんと女の人に対して無関心になっているのが分かった。

けど僕達が入学してすぐにカラ松兄さんはおかしくなったんだ









______









「ハッスルハッスル、マッス……あっ

カラま…ッ」









「あの子可愛かったなぁ

どこのクラスだろう、名前はなんて言うんだろう」









僕が屋根に上がった時そこにカラ松兄さんがいて独り言をつぶやいていた。

恋してるのかな?と思って僕は緩んでしまう口を袖でおさえてその場から離れる。









「あ…、十四松 何ニヤニヤしてんの?」


「へ?へ?え?

してないっすよ〜、へへへぇ〜」









良かったね、カラ松兄さん。

本当の恋ができて









そして僕はよくカラ松兄さんの独り言を聞いていた。

今日僕はカラ松兄さんにその子のことを聞こうとして









「あ、からま……」


「ふ、A……今日もかわいかったなぁ。

俺の物にしたい、俺に服従させてぐちゃぐちゃにして……」









僕は耳を疑った。

カラ松兄さんがそんなこと言うわけが……









「あ、十四松…」









振り返ったカラ松兄さんの笑顔はひどく歪んでいて僕はつい開いている口を閉じて息を飲んだ。

だけど怪しまれないようにまた笑って「何も無い」と嘘をついた。









そしてそのまま僕はカラ松兄さんの独り言を聞かなくなった。

言ってないわけじゃない、僕が聞きに行ってないだけ

そしてそのまま日が流れて僕は一松兄さんの教室にひさびさにいった時だった。

席替えをしたのか一松兄さんの席が変わって隣の女の子と話している。

僕の存在に気づき手で僕を招く一松兄さん









「一松兄さんも隅に置けまへんなぁ

彼女っすか?!彼女っすか?!」


「ち、ちがうよ

葉柴 A、クラスメートだから」









え?A…?









*

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外者(プロフ) - 下の方に同じく (2021年7月20日 9時) (レス) id: 3594cdecb0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - 逆に惚れました (2018年7月30日 19時) (レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
3333 - 怖〜い、6つ子を見ると この小説のこと思い出しでトラウマになるなこれwww (2018年7月28日 8時) (レス) id: c522931e0c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - これのアフターストーリーが欲しいです! (2017年4月25日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - これを読んでて何回も泣きそうになりました。(( 凄くいい作品だったけど、やっぱり私はあの優しいカラ松しか好きになれないや…。( (2017年2月11日 2時) (レス) id: 19e74ad4d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年8月5日 18時

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