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20. ページ21

*









いきなりのキスにびっくりした。

けど幸せを感じる

カラ松先輩とはまた違うこの感じ









「何?そんなに良かったの?」


「え、だって……」


「今の消毒だから」









「ちゃんとしたキスは今から」









そう言ってまた唇が触れた。

触れるだけの優しいキス









「……ん?

なんで目そらすの?」


「だて…っ、なんか恥ずかしくて」


「…いつか俺ともっと恥ずかしいことするのに?」









その言葉を聞いて私は目を見開いて一松くんを見た。









「ふ、冗談……









てのも、まぁ冗談だけどね。」









耳でそう囁かれ私は顔がみるみるあつくなってることがわかった。

でも一松くんはだんだんと眉をさげて私を見る。









「いちま…」


「俺が良かった…最初はおれが…」









「ごめんな」って謝る一松くんにわたしは首をふる。

そうして一松くんを抱き寄せ頭と背中をなでた。









「……っ、よし

俺頑張る」


「一松くん、無理だけはしないでね…」


「…ん、分かってる。」









ねぇ、一松くん

どうして間をあけるの?









「家まで送ってくよ」









そうして差し出された手をとろうとした瞬間に私の携帯がなった。

取り出すとそれはメール、それも









「あいつ…ッ」


「メール、みるね……」









[どうして家にいないんだ?]









え?









「は、なにそれ…ッ」


「家ってまさか…カラ松先輩ッ」









【 メールを受信しました。 】









[誰かと会ってるのか?]

[なんで会うんだ?]

[俺が許すと思ってるのか?]

[なんで勝手なことばかりするんだ]

[俺だけを見ろといっただろう]









「あいついつもこんなメール送ってたの?」


「う、うん。

まぁ……」


「…っ、とにかく今は行こう

俺もついてく」


「でも今あったら…ッッ」


「いつあっても同じ、それに学校で会うより全然いいし」









そう言って一松くんは私の手を引いて歩き出した。









「絶対守るから」と言って









*

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外者(プロフ) - 下の方に同じく (2021年7月20日 9時) (レス) id: 3594cdecb0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - 逆に惚れました (2018年7月30日 19時) (レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
3333 - 怖〜い、6つ子を見ると この小説のこと思い出しでトラウマになるなこれwww (2018年7月28日 8時) (レス) id: c522931e0c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - これのアフターストーリーが欲しいです! (2017年4月25日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - これを読んでて何回も泣きそうになりました。(( 凄くいい作品だったけど、やっぱり私はあの優しいカラ松しか好きになれないや…。( (2017年2月11日 2時) (レス) id: 19e74ad4d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年8月5日 18時

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