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13. ページ14

*








そして一松くんは4限目の授業に来ずお昼休みの時間にやってきた。

そして一松くんは何故か私の前に立つ。









「え、と……」


「A、話があ______」









クラスがざわついて一松くんは扉の方に目をやると舌打ちをした。

そして私もそちらに目を向けるとこちらへ近づくカラ松先輩。









「悪いな、一松

Aと昼食の約束をしていてな」


「…っ」









「そ」と言葉をはいて私たちに背を向け歩き出す一松くん。

そして私はカラ松先輩に手を握られるとそのまま手を引かれた。









「もうパンを買ってある、さぁ二人きりになれるところへ行こうか」









みんなに気づかれないようにそう言ってカラ松先輩は私を連れていく。

こんなところで叫ぶなんて無理だ、わたしは黙ってついていくしかなかった。









そしてはいったのは空き教室。

扉を閉じるとカラ松先輩はパンを床に落としては私の後頭部を支えて無理矢理キスをした。









「ん…はっ」









絡まる舌、抱き寄せられている体。

離れられない









「……ッぷはっ」


「…っは、Aはいつも絡めてこないな。」


「そ、んなこと…っわからないです」


「ふ、かわいい……」









「俺がゆっくり教えてやるよ」と耳でつぶやかれると私はカラ松先輩の胸を押した。

抱き寄せられているため顔が少し離れるだけだが顔が熱くなったため少しでも離れたかった。









「ぅあ、の…っ、パン!パンを食べましょうか!!」


「あぁ、そうだったな

好きなものがわからないからいろいろ買ってしまった。」









ビニール袋から出てくるパン。

わたしはとりあえずクリームパンとメロンパンを手に取った。









「あ、後でお金を…!」


「いや、いい。

お礼は体で払ってもらうからな」


「…ッッ」


「なんなら」









私はその場の机に押し倒されるとカラ松先輩は耳に顔をまた近づける。









「ここで払ってもいいが…?」









そういって耳を舐められた。

そうして「まぁまた今度にするか」と体が離れてカラ松先輩はパンにかぶりついた。









またあんなこと、するのか……









そう思いながら私はパンの袋を開ける。









*

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外者(プロフ) - 下の方に同じく (2021年7月20日 9時) (レス) id: 3594cdecb0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - 逆に惚れました (2018年7月30日 19時) (レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
3333 - 怖〜い、6つ子を見ると この小説のこと思い出しでトラウマになるなこれwww (2018年7月28日 8時) (レス) id: c522931e0c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - これのアフターストーリーが欲しいです! (2017年4月25日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - これを読んでて何回も泣きそうになりました。(( 凄くいい作品だったけど、やっぱり私はあの優しいカラ松しか好きになれないや…。( (2017年2月11日 2時) (レス) id: 19e74ad4d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maco. x他1人 | 作成日時:2016年8月5日 18時

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