歪 愛 を あ な た へ【おそ松】

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「あ、の…」


「…っ、い 行くよ」









そう言って抱きしめる手を離すとその時見えた顔が真っ赤で私はつい笑ってしまう。

「だから笑うところじゃない」と怒られるが気にしない。









「チョロ松かわいい」


「ふざけないで」









優しい人だと知ってるから。









「ほら、さっさとみんなのところに」









バンッ______









え？









「…〜ッ、は……くそッ」









チョロ松がなんで倒れてるの？









「チョーロちゃんっ

なーにやってるのぉ？」









目の前には銃を舐めながらこちらを見るおそ松さんがいた。









「ふふ…、GPSはいいよね〜

それにいい度胸してるよなぁ、チョロ松ちゃんってやつは

お前はそういうやつじゃねぇだろ？」


「チョロ松ッッ」


「A〜、お前も悪い子だね？

俺から逃げ出してこんな奴と」


「チョロ松は悪くなんかないッ」









私は泣きながらそう言っておそ松さんを睨みあげた。

けれどおそ松さんはため息をついてその銃をこちらへと向ける。









「ムカつくよね〜」


「…っ、殺すなら私を殺して…ッ

チョロ松に手を出さないでよぉ…」









そう言っておそ松さんを抱きしめた。









「もう…っやめて……」









その声が届いたのかおそ松さんは銃をおろした。

良かったと思って私はおそ松さんから離れる。









「…そんなにチョロ松が大切？」









私はその言葉に「あなたもでしょ？」と逆に問いかけるとおそ松さんは私の頬に手を添えた。









「おそ…まつさん…？」


「無理矢理に手を入れても…何も嬉しくないんだよ。」









何を言っているの？









*

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