歪 愛 を あ な た へ【おそ松】

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Osomatsu __









「ソシアセカ地区…か。」









歩いて1時間くらいのところか。

地図からして









「まぁ、暇つぶしに…。」









そうして俺は歌の上手な女がいるという噂のいる所へ向かった。

およそ50分もの時間が過ぎてから気づいたこと。









「楽しみだなぁ」


「Aさんは今日どんな歌を披露してくれるんだろう」









たくさんの人がソシアセカ地区にAという人を求めて歩いていた。

それも1.2人ではない。









「お、君もAちゃんの歌聞きに来たの？」


「え…あぁ、まぁ」


「そんな良いスーツ来た人も来るくらいなんだもんなぁ

それだけ人気ってことか〜」









そしてついについたのはいい、けれどその本人が全くと言っていいほど見えなかった。

そしてその中で何かが聞こえる。









「…っ」









綺麗な歌声だ









その人を一目見ようと人をかき分けるがすぐに人で埋め尽くされる。

けれど一瞬だけその姿が見えた。









「…ッあ……ｯｯ…あぁ…」









なんて綺麗なんだろうと思った。

目を閉じて楽しそうに歌を歌うその姿は本当に綺麗で









いや、ちがう。

俺がそんなわけ









「Aちゃん〜っ、次の曲はさ！」









うるせぇ









「……ッ」









俺今なにを思って









あったばかりのしかも話したこともない。

その上見たこともあまりないこの人に









違う、けれど









あの歌を

あの子を









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