９０《急襲》 ページ40
翌朝。
いつも通り橋づくりに向かうタズナさんの護衛につこうとした私にカカシさんが声をかけた。
「A、悪いがナルトを頼めるか。疲れてるだろうから今日はゆっくり休ませてやってくれ。」
『わかりました。』
昨日までの特訓で爆睡しているナルトをそのままに、カカシさん達は行ってしまった。
私はツナミさんとイナリ君と一緒に家事を手伝いながらナルトの起床を待つことに。
一緒に編み物をしていると、
「あーーー！！寝過ごしたァ！！」
慌てた声と共にナルトが寝巻のまま顔を出す。
「あのさ！あのさ！みんなは？」
「ナルト君、もう起きたの？今日は先生がゆっくり休めって言っ…」
「やっぱな！やっぱな！オレ置いて行きやがった！！」
『ちょ、ナルト、待っ…！』
「行ってきまーーーー！！」
怒涛の勢いで家を飛び出ていってしまったナルトに私も慌てて立ち上がる。
『ツナミさん、途中ですみません！』
編み物をツナミさんに渡し、ナルトを追いかける。
『ナルト！！待って！！』
木を飛び移り、ナルトの後ろ姿を追いかけていたところで、ナルトが急に立ち止まった。
「Aちゃん…！これ！」
ナルトが見る先にあったモノを確認し、私はすぐにナルトへ向き直す。
『…ナルト、すぐに戻るよ。２人が危ない。』
「おう！！」
ナルトと２人で急いで来た道を戻る。
『ナルト、おそらくアレを見るからに敵は雑魚。私はあくまでもサポートだから、ツナミさんとイナリ君を守る。敵はナルトが倒して。やばくなったら私が倒すから。』
「へへっ、了解だってばよ！」
任されたことの嬉しさからかナルトがニッと笑う。
その瞬間、森を抜け目に飛び込んできたのはまさにイナリ君が２人の敵に飛び込んでいく瞬間だった。
「イナリ！！！」
ツナミさんの声が響き、敵が刀を抜いた。
…ゴト…！
「変わり身の術…！？」
間一髪のところでイナリ君を救出したナルトが、ショックで気を失ってしまったツナミさんを抱える私のもとへ来る。
２人をそばに引き寄せ、心配するイナリ君をよそにナルトは２人の敵をいとも簡単に倒した。
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たた(プロフ) - うわぁぁあ！！！続きとても気になります！待ってます！ (2021年3月3日 21時) (
レス) id: 185f450ef1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月4日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
珠羅《SHURA》(プロフ) - エールさん» コメントありがとうございます、お返事が遅れて申し訳ありません。そんな風に言っていただけるととても嬉しいです。時間が空き次第必ず続きを、最後まで書き切りますのでこれからも是非ご覧ください！ありがとうございます。 (2019年4月20日 8時) (レス) id: 4be6837550 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 始めて読ませて頂きました。もう号泣ですよ！！私の顔を涙でぐちゃぐちゃにしてくれちゃって！私もカカシ推しで愛して止まなくて…。なのでお願いだから更新再開してください！お忙しいのは分かってます！けれど私にこの小説の最後を見届けさせて下さい！待ってます！ (2019年2月10日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅《SHURA》 | 作者ホームページ：http://lyze.jp/yomosugara47/
作成日時：2018年2月26日 9時
