８９《１週間》 ページ39
それから毎日、ナルトとサスケは修行に夢中で、日に日にその登れる高さを伸ばしていった。
カカシさんも徐々にその身体を本調子に戻していき、１週間の日が流れた。
その日の夜、ドロドロになって帰ってきたナルトとサスケはどうやらてっぺんまで登れたようで、明日からタズナさんの護衛に着くよう指示を下された。
「ワシも今日は橋作りでドロドロのバテバテじゃ、なんせもう少しで橋も完成じゃからな。」
「ナルトくんも父さんもあまり無茶しないでね！」
ツナミさんの言葉に疲れた返事をしてナルトは机に突っ伏す。
それを見ていたイナリ君が声を荒げた。
「何でそんなになるまで必死に頑張るんだよ！修行なんかしたってガトーの手下には敵いっこないんだよ！いくらかっこいい事言って努力したって、本当に強い奴の前じゃ弱い奴はやられちゃうんだ！！」
泣きながら叫ぶように言うイナリ君にナルトは相変わらず疲れた声で返す。
「うるせーなぁ、お前とは違うんだってばよ。」
「お前見てるとムカつくんだ！この国のこと何も知らないくせに出しゃばりやがって！お前にボクの何がわかるんだ！辛いことなんか何も知らないでいつも楽しそうにヘラヘラやってるお前とは違うんだよ！！」
その言葉にナルトの体が反応する。
ゆっくり起き上がりながら話すその声は怒りを含んでいた。
「…だから悲劇の主人公気取ってピーピー泣いてりゃいいってか…お前みたいなバカはずっと泣いてろ、泣き虫ヤローが！」
ナルトは強くイナリ君を睨みつけた。
サクラの注意を無視して、ナルトは部屋を出て行く。
イナリ君もその後泣きながら部屋を出て行ってしまった。
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たた(プロフ) - うわぁぁあ！！！続きとても気になります！待ってます！ (2021年3月3日 21時) (
レス) id: 185f450ef1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月4日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
珠羅《SHURA》(プロフ) - エールさん» コメントありがとうございます、お返事が遅れて申し訳ありません。そんな風に言っていただけるととても嬉しいです。時間が空き次第必ず続きを、最後まで書き切りますのでこれからも是非ご覧ください！ありがとうございます。 (2019年4月20日 8時) (レス) id: 4be6837550 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 始めて読ませて頂きました。もう号泣ですよ！！私の顔を涙でぐちゃぐちゃにしてくれちゃって！私もカカシ推しで愛して止まなくて…。なのでお願いだから更新再開してください！お忙しいのは分かってます！けれど私にこの小説の最後を見届けさせて下さい！待ってます！ (2019年2月10日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅《SHURA》 | 作者ホームページ：http://lyze.jp/yomosugara47/
作成日時：2018年2月26日 9時
