６７《新たな敵》 ページ17
手裏剣を放ったナルトをサクラが再び怒鳴る。
しかし、私とカカシさんはその茂みをかき分けて入った。
『…ウサギ。』
「え！？ナルト、なんてことすんのよ！！」
手裏剣には当たってないものの驚いて軽く失神しているのは白い毛並みのウサギだった。
ナルトが慌てて駆け寄ってきて、ウサギを抱きしめて謝る。
だけど、私はそれよりも頭に気にかかることがあった。
カカシさんと任務をこなしていた時、偵察用でウサギを飼育したことがある。
確か、ユキウサギという種類で太陽の当たる時間で毛並みの色を変えるという不思議なウサギだった。
室内で買っていたその偵察用のウサギは白色。
でも今の季節で外で暮らしているなら太陽に長く当たるそのウサギの毛並みは茶色になるはずだ。
疑念がだんだんと新しい敵が近づいているというその事実に近づいてきて、私はゆっくりカカシさんを見る。
カカシさんも同じ結論になったようで眉を寄せていた。
嫌な予感に冷や汗が背中を伝った、その瞬間。
「『全員伏せろ！！』」
明らかな殺気に、私とカカシさんの声が揃う。
近くにいたサクラとナルトの頭を掴んで、素早く伏せるとその頭上を大きな何かが通り過ぎる。
何かが通過してからゆっくり頭を上げると、目の前の木に大きな、大人の男と同じくらいの大きさの刀が刺さっていてその上に男が立っていた。
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たた(プロフ) - うわぁぁあ！！！続きとても気になります！待ってます！ (2021年3月3日 21時) (
レス) id: 185f450ef1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月4日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
珠羅《SHURA》(プロフ) - エールさん» コメントありがとうございます、お返事が遅れて申し訳ありません。そんな風に言っていただけるととても嬉しいです。時間が空き次第必ず続きを、最後まで書き切りますのでこれからも是非ご覧ください！ありがとうございます。 (2019年4月20日 8時) (レス) id: 4be6837550 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 始めて読ませて頂きました。もう号泣ですよ！！私の顔を涙でぐちゃぐちゃにしてくれちゃって！私もカカシ推しで愛して止まなくて…。なのでお願いだから更新再開してください！お忙しいのは分かってます！けれど私にこの小説の最後を見届けさせて下さい！待ってます！ (2019年2月10日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅《SHURA》 | 作者ホームページ：http://lyze.jp/yomosugara47/
作成日時：2018年2月26日 9時
