６２《出発》 ページ12
「しゅっぱーつ！！！」
「何はしゃいじゃってんの、あんた。」
里の入り口の門に着くなり、ナルトが嬉しそうに拳をあげる。
「だってオレってば一度も里の外に出た事ねーからよ！」
「おい、こんなガキで大丈夫なのかよ。」
嬉しそうなナルトを指差してタズナさんが言うとカカシさんが笑いながら私と自分を指差す。
「はは…まぁ、私とこの子も上忍ですしそう心配はいりませんよ。」
『よろしくお願いします。』
頭をぺこりと下げたところでナルトが怒り出す。
「コラじじい！あんまり忍者をなめんじゃねーぞ！オレってばスゲーんだからな！いずれ火影の名を語る超エリート忍者、名をうずまきナルトという！覚えとけ！」
「…火影っていや、里一番の超忍者だろ？お前みたいなのがなれると思わんが…それに、お前と同じガキで上忍だっていうこの子の方がスゲーんじゃねぇのかぁ？」
タズナさんがちらりと私を見る。
言葉が余計に刺さったのか、ナルトはさらにムキになる。
「だー！！うっさい！火影になるためにオレはどんな努力もする覚悟だっての！オレが火影になったらおっさんだってオレの事認めざるを得ねーんだぞ！」
「…認めやしねーよ、ガキ。火影になれたとしてもな。」
タズナさんの言葉にナルトの堪忍袋の尾が切れたのか、拳を構える。
「ぶっ殺す！！」
『ナルト、落ち着きなよ。』
「やめろ、バカ。」
ナルトの腕を掴んだ私とリュックをカカシさんに掴まれてナルトはなんとか落ち着いた。
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たた(プロフ) - うわぁぁあ！！！続きとても気になります！待ってます！ (2021年3月3日 21時) (
レス) id: 185f450ef1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月4日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
珠羅《SHURA》(プロフ) - エールさん» コメントありがとうございます、お返事が遅れて申し訳ありません。そんな風に言っていただけるととても嬉しいです。時間が空き次第必ず続きを、最後まで書き切りますのでこれからも是非ご覧ください！ありがとうございます。 (2019年4月20日 8時) (レス) id: 4be6837550 (このIDを非表示/違反報告)
エール - 始めて読ませて頂きました。もう号泣ですよ！！私の顔を涙でぐちゃぐちゃにしてくれちゃって！私もカカシ推しで愛して止まなくて…。なのでお願いだから更新再開してください！お忙しいのは分かってます！けれど私にこの小説の最後を見届けさせて下さい！待ってます！ (2019年2月10日 22時) (レス) id: 53f9709858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅《SHURA》 | 作者ホームページ：http://lyze.jp/yomosugara47/
作成日時：2018年2月26日 9時
