前世は柱、今世はアイドル

弐拾陸 ページ34

『で、だからここはこうなるから、ここはこうすると答えが出るの。分かった？』


無「うん。分かりやすいね。ありがとう」


全ての問題に印を付け、間違ってるところは解き方を簡単に教えた


理解したみたいで、自分の席でまた書き込んでいた


キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴る


もう授業が終わったんだ…


こうしてみると、早いものだ


杏「む！では、今日はここで終わりにする！次回は、歴史のショートテストだ！今までの習ったものが全て出るぞ！復習しといてくれ！では、終わる！」


「ありがとうございました！」


煉獄さんが教室を出ると、みんなが騒ぎ始める


「かっこよかった〜」


「私煉獄さん推してたんですけど！？尊すぎない！？」


「まじパネェっす！」


うん、煩っ


クラスの人はめっちゃ騒ぐ


煉獄さん、どんだけ人気なんすか…？←貴女の方が人気です


無「凄い騒ぎだね」


することが無くなったのか、無一郎君は私の元へ


『そうだね』


そして、一日が過ぎてない！←


…夕方になった！


ー夕方ー


『有一郎君のご飯楽しみ〜』


私の親にはご飯はいらないともう伝えてある


時透兄弟の親御さんたちも許してくれた


…その代わりお願いがあるらしいけど


無「兄さんの料理は美味しいよ〜」


あらま、それ本当？


『ハマったら毎日食べに行く』←


無「歓迎するよ」←


『冗談だよ？』


無「知ってる」←


うわぁ、矢印が多いなぁ←


『それにしても、お願いって何だろうね？』


無「…サインを全員分くれ…とか？」←(フラグ)


『無一郎君、それ…フラグだから…』


でも、もしそのフラグが当たったとして(フラグ)←２回目


サインをくれと頼まれたなら、それはお安い御用だよね


無「ここ。入って。…ただいま〜」


？「あっ！無一郎、お帰りなさい！それと…貴女がAさんね？」


『はい。ご飯を食べに来るなんて…ご迷惑かけてすみません』


私は渋々謝る


？「良いんだよ。僕達はAさんのファンってところだからさ。迷惑なんてそんなのないよ。応援してるからね」


『…！ありがとうございます！』


私はとびきりの笑顔で微笑む


無一郎君は顔を赤くし、そっぽを向いてしまった


どうかしたのかな？


有「…あ。なんだ、もう来たのか？入れよ」


『有一郎君！』


？「そうだね。ほら、長話なんて良くないよ、入って良いからね」


『ありがとうございます』


私は家に上がらせてもらった


無「…分かるだろうけどこっちがお父さんでこっちがお母さん」

さ・く・しゃ・☆（後半、本編）→←弐拾伍

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