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第12話 ページ15

あれからちょうど9日。

私はただ待っていた。
もうそろそろ来るだろう。


『……』


にしても、大国同士の戦争があっけなく終わっても良いものかしら?

私は知らないけど、ここ数年冷戦状態だった相手同士ならなおさら。


そんな事を考えていると、ふと人の気配がした。

私はその気配に背後を取られても何も動じない。

すると、すぐにナイフが首に回ってきた。


「おい…なんだこれは…。
大人しくしてろよ…」


あらら?


『…戦況を変えろといったのは貴方達じゃない。
私は、宣言通りに王達を殺しただけなんだから、この状況は当たり前でしょ?

ゾム。』


ゾム「‼
あっ…お前か……

…戻るぞ……」

『えぇ。』



外に出ると数人の幹部達が居た。


コネ「おおっ、ゾムっ……って何やお前…その格好…。」

シャ「お前…遊んでたんとちゃうやろな…。」


本当…


『馬鹿言わないでちょうだい。
私が王と幹部を殺したのよ。
この格好はそういう仕事をしてきた証拠よ。』


今の私は露出の多いドレスを着ている。
それは、勘違いしても不思議ではないのかもしれない。


『戦争の状況が一変したのは、私がこうして働いてきたからよ?
着せ替え人形件ダッチワイフになっていたって事を理解して欲しいものね。』


「「…‼」」


コネ「傷だらけのお前が?
笑わせんなや。」


『…笑っていないじゃない。
傷なんて見せ方次第でどうにでもなるのよ。
それより今はこんな事している時間とは違うわ。
城に帰って報告しないといけないんじゃないの?
ね、そうでしょ?』



ゾム「…あぁ…。」



私達は、静かなまま馬車に乗る。

帰りの馬車の中はとても静かだった。





暫くして城についた。

着替えようと思ったが先に報告らしい。



ゾム「帰ったで。」

会議室の扉を開けると他の幹部が全員揃っていた。



皆、こっちをチラチラと見て、なにかを気にしているようだった。




『久しぶりね。』

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向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 何卒、よろしくお願い致します!m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎様、ご報告ありがとうございます!また、返信が遅れてしまい申し訳ありません!【設定した名前(省略】というのに致しましては、目次の1番下の設定にて変更する事が出来ます!こちらの説明がかなり拙いため、解決しない場合他にご不明な点があれば再びご連絡下さい (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - すみません! 第11話にミスがありましたのでご報告させて頂きました。夢主の名前が、【設定した名前の最初2文字】になってます! (2021年3月29日 18時) (レス) id: 80b7b02781 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 雪餅さん» 雪餅様、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!続編の件も了解です! (2019年8月31日 0時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
雪餅 - コメント失礼します!とても面白かったです!!もしよければ続編もみたいです! (2019年8月30日 7時) (レス) id: 6af2d97fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 x他1人 | 作成日時:2019年6月26日 0時

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