第１１話 ページ14
【Aside】
我々国に開戦を仕掛けたのはβ国。
かなりの大国で貿易面、戦闘面、設備面、その他諸々潤いのある国。
『居た。』
目の前には悠々と歩く王の姿。
私は先ほど買ったこの国の服のおかげでただの町娘に見えるはず。
勿論、服装だけではなく目の色、髪の色も変えた。
この国の国民性として男尊女卑の風潮がある。
その為こちらから声をかけるのはだめだ。
まぁ声をかけて貰えば良い話だ。
トンッ
『…っ…』
わざと通行人にぶつかってその場に転ける。
「あっ、すみません。」
そう言いつつも通り過ぎるのはこの国の国民性の一つで、私はそれを上手く使う。
私は転げた果物を拾う。
王に見せる様に目の前で。
１つ１つの動作に色を込める。
今回、私が行うのはハニートラップ。
「どれ、手伝ってやろう。」
この国の王は若い。
まだ王になったばかりで警戒心が強いとともにどんな人間が怪しいかなどは把握しきれていない。
それに加えて、色狂いで夜の相手を探す為度々城下へと現れる。
『あっ…ありがとうございます…。』
バカな男。
果物を拾い終わると早速誘われた。
1日目は、あれやこれやとドレスやアクセサリーを用意された。
まだ王は手を出してこない様子。
2日目は、だんだんとスキンシップが激しくなっていった。
私も、“いつものように”求める様に王に取り入った。
3日目は、王の懐に入り込み城の中で悠々と過ごす事が出来る様になった。
私は王から聞いてもいない情報をポンポンと話される様になった。
勿論、体も求められる様に。
4日目になると、王の欲求が強くなっていく。
私もそれに答えて、王を他の女を見れないように溺れさせていった。
5日目、目の前には王や城に残る幹部や側近の亡骸が転がっている。
『……』
そうして私はゆっくりと確実に戦況を変えていく。
指揮のない軍など、所詮は主人を失った可哀想な動物。
行動にも統一はなく、我々国はすぐに勝つ事ができるだろう。
それにしても…
『傷を“見せない”のは本当に面倒ね……』
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向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 何卒、よろしくお願い致します！m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (
レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 黒兎さん» 黒兎様、ご報告ありがとうございます！また、返信が遅れてしまい申し訳ありません！【設定した名前（省略】というのに致しましては、目次の1番下の設定にて変更する事が出来ます！こちらの説明がかなり拙いため、解決しない場合他にご不明な点があれば再びご連絡下さい (2021年4月9日 1時) (レス) id: 147319149f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - すみません！ 第11話にミスがありましたのでご報告させて頂きました。夢主の名前が、【設定した名前の最初2文字】になってます！ (2021年3月29日 18時) (レス) id: 80b7b02781 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 雪餅さん» 雪餅様、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！続編の件も了解です！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: 6b871adc31 (このIDを非表示/違反報告)
雪餅 - コメント失礼します！とても面白かったです！！もしよければ続編もみたいです！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 6af2d97fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 x他1人 | 作成日時：2019年6月26日 0時
