君はソメイヨシノ (ページ41)

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瑠「あ、A」

部屋に入ろうとした時に瑠姫くんと遭遇。

瑠「またどこか行ってたの？」

「あ、ちょっと純喜くんと話してて…」

瑠「そっか。もう迷子にならないでね？笑」

「本当に気をつけます…ご迷惑をかけちゃって申し訳ないです」

瑠「いいのいいの。お姫様ってそういうものでしょ？」

「…え"」

予想外の言葉に思わず変な声が出る。

お姫様…？

「それは…瑠姫くんの王子様キャラから出る言葉ですか？」

瑠「王子っぽい言葉研究してるからね笑

…でも、これは本心だよ」

そう言って

私の手を握ってホテルの廊下に堂々と跪く。

「ちょっと…！？」

瑠「大丈夫、誰も見てないかr………」

拓「あ……………」

「拓実くん…！」

私の視線の先の部屋から、拓実くんが出てきて見事に目が合う。

拓「ご、ごめんなさ、え。どういう状況」

瑠「………部屋戻る。また話そうね」

「あ、瑠姫くん………」

平然を装ってるようで顔が真っ赤の瑠姫くんが、逃げるようにその隣の部屋に入っていく。

残された拓実くんと私。

正直、お互い状況が読めてない……笑