＊ ページ12
センラside
｢Aちゃん…?｣
少し遠くにいる人。よく見ると、Aちゃんに似ていて、そう声をかけてしまった。すると、彼女は驚いたように目を見開いてから、ふんわりと笑った。
『────やっと、会えた』
その言葉を聞いた途端、涙が零れた。嗚呼、Aちゃんなんや、と確信した。そして、その相変わらずな華奢な体を抱きしめた。後ろからは戸惑う三人の声が聞こえる。しかし、それを無視し、彼女に問う。
｢Aちゃん、なんやね…？｣
そういった後、彼女の体を少し離し、顔を伺うように覗き込むと、彼女は頷いて笑った。
『Aです。───久しぶり、センラさん』
そうやって、涙を流し、笑うAちゃん。 「どうして？」 そんな言葉は出なかった。そんなことより、伝えたい言葉があった。ずっと、言えなかった言葉。
｢俺も、会いたかった｣
その言葉のあと、少し間を置き、ずっと伝えたかった言葉を伝える。
｢俺、ずっと言えなかったんやけどな｣
言いたくても言えなかったこの言葉。
｢────Aちゃん、好きです｣
“こんな俺とでよければ付き合ってください“
そう言うと、彼女は、あの時と同じ、泣き笑いを浮かべた。そして、短く返事をした。
『はい、喜んで』
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潮田 陽菜(プロフ) - 唯さん» 楽しんで頂けたようで幸いです。コメントありがとうございましたm(_ _)m (2019年4月10日 17時) (
レス) id: b5c447886f (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - だあああ楽しかったあああ (2019年4月9日 23時) (レス) id: 425ff604a1 (このIDを非表示/違反報告)
潮田 陽菜(プロフ) - 愛香さん» 泣いていただけたようで、嬉しいです。読んでくださってありがとうございましたm(*_ _)m (2019年1月29日 0時) (レス) id: b5c447886f (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - 最後涙が出てしまいました。面白かったです！ (2019年1月14日 9時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
染羅 - こんにちは、急にすみません。染羅と申します。陽菜さん、ぜひ私とコラボしてくれませんか？何回も申し出をだしてて申し訳ないのですが…。お返事お持ちしております。 (2018年4月29日 16時) (レス) id: 211c203b1d (このIDを非表示/違反報告)
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