ヲタクに喰種は難しい (ページ48)

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別れ　2 ページ48

衣央さんに深いキスをされた

すごく、嬉しかった

そして運命は残酷なんだと知った

先生達が出ていく中、私は衣央さんの深いキスを受け止めていた

優「んっ………ふぁ………んんっ」

ゆっくりと口が離れる

衣「ごめんね…急…に」

嬉しそうに笑う衣央さん

優｢いえ…私も、嬉しいから…｣

無理して笑顔を作るがそれもすぐに泣き顔となる

優「ねぇ………お願い……死なないで……私を…………独りにしないでっ…………」

衣央さんを抱き締める

衣央さんも私を抱き締め返す

衣「ごめん……ね」

優「謝るなら、生きてくださいよ………っ………」

衣央さんの頬に涙が落ちる

衣「お願いがね………あるの」

優「なんですか？」

衣「私を……食べて……」

鈍器で頭を殴られたかのような衝撃が走った

優「えっ………？」

衣「ほら………私……を食べた……ら私は………あな………の中で………生きれ……から……だか……ら…………食べて…………」

優「分かりました」

衣「ありが………とう」

衣央さんも涙を流した

衣「私……は…………あな……たを愛し………て………いた………わ」

優「私もです、両思いですね」

くしゃと笑顔を作る

衣「さ……ごに…………キ……スして………」

私はゆっくりと口付けをする

衣央さんは私の頭を撫で、旅立ってしまった

優「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

私はたくさん泣いた後、衣央さんを食べた

それからの記憶はない

気付けば先生が泣いていた