ヲタクに喰種は難しい (ページ40)

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高所恐怖症を侮るな！ページ40

梨「あの....雅樹さん？」

雅「何ですか？梨杏さん」

梨杏は遠慮がちに雅樹に声をかけるが、雅樹はいつもの調子で答える。

梨「私、何でここにいるのでしょうか？」

雅「俺と一緒に衣央さんを殺し...いや、見守るだめです」

梨「今さらっと、とんでもないこと言いかけませんでした！？」

雅「大丈夫です。本命は限定ポスターですので...」

梨「いや、そっちの方がついでのような...」

ちなみにきささんはトーカちゃんのお店に置いてきた。色々夢中だったし、変わりに梨杏さんを呼んだのだ。

梨「それで、今からどうするんですか？」

雅「二人を追ってスカイツリーの中に入ります」

梨「私の居る意味ありますかね？」

雅「俺は高所恐怖症なんで.....一人で高い所に行くと死んじゃいます」

梨「高所恐怖症なのに東京スカイツリーって相性最悪ですね...」

雅「まぁそのための梨杏さんですしおすし」

梨(なんか、私いいように使われている気が...)

そう思いつつも雅樹と梨杏はエレベーターに乗る。

梨「何階でしょうか？」

雅「とりあえず最上階にいきましょう」

高所恐怖症にとってこの待ち時間が地獄なんだよなぁー。

心なしか手が震えてきた...

梨「雅樹さん？大丈夫ですか？」

雅「大丈夫ですよぉ。高い所よりも死ぬ方が怖いですし」

梨(ダメだ。もう壊れてきてる)

落ち着くんだ俺！！こんなときこそ頭のなかでザビエルを数えるんだ！！！

一ザビエル、二ザビエル、三ザビエル、四ザビエル、五ザビエル...

チン！

梨「着きましたよ。最上階」

雅「着いてしまったのか...」

梨「優紀さんたちどこですかね.....雅樹さん？」

ダメだ。思ったよりも高いよぉ。

怖くない。怖くない。怖くない？怖くない。怖くない。

梨「あのー、大丈夫ですか？」

雅「もうやだ、お家に帰るー！！」

梨「雅樹さん！？どうしたんですか！？」

雅「嫌だー！！こんなとこ死ぬー！！」

梨「死にません！！落ち着いてください！！！」

梨(えっと...どうしよう？....そうだ！！)

梨杏は雅樹が持っていたバックを探ると、スタンガンを取り出した。

梨「雅樹さん！ごめんなさい！！」
　

バチバチ！！

雅「ぎゃあー！」

周りに短い悲鳴が響き渡った...

一方。雅樹と同様に高所恐怖症の優紀は....

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seijakariです

セリフが多くなってすみません