愛とはなにか ページ7
トム「僕は生まれた時から孤児院暮しだ
だから両親の顔も知らない
ここ数日で両親の事を少し調べたが
父親はマグル
そんなマグルの父親に恋した母親は
魔法で自分に惚れさせ結婚した」
『...』
トム「その後僕を妊娠した後何を思ったのか
母親はマグルの父親に魔法を使うのを辞めた
その後マグルの父親はショックを受け
僕と母親を捨てて出ていった
それから母親は孤児院に辿り着き
僕を産み落としトム・マールヴォロ・リドル
と名ずけ、やがて亡くなった
この名前は
穢らわしいマグルの父親の名前が入っているから
僕はこの名が嫌いだ」
ずっと口は黙って聞いていた
Aの口がやっと開いた
『...それはつまり...
単に自分を置いていなくなった
母親と父親にプンプン怒ってる...てことだよね?』
トム「は?」
『いやだから、自分は母親と父親居ないから
愛を知らずに育ったんだぞ!
プンプン!って事だよね?』
トム「いや、聞こえなかった訳じゃない
なんだその言い方は...馬鹿にしてるのか?」
『馬鹿になんかしてないさ!
ただ...何か君は...
勘違いをしてるんじゃないかな』
トム「はぁ?
僕が何を勘違いしてるというのだ」
『だって、
愛してもない人にわざわざ
名前を付けなくないかい?
リドルのお母さんはさ
リドルにわざわざ
名前をつけてあげたんだから
名前を付けてあげるほど
愛してたんじゃないかい?』
トム「...」
『口や態度で愛を伝えられなくても
別の方法でも愛を伝えられると
私は思うのだけれど?』
トム「....はぁ...まったく
君と話すと調子が狂う...」
『...?』
トム「...君の考えは
頭の片隅にでも置いておくとするよ
で、ずっと思ってたんだが
その無造作な髪型はなんだ?
雑すぎる」
『ははっ
いつも自分でやっているからねぇ』
トム「はぁ...
髪、やってあげるから
こっち座って後ろ向いてて」
『やってくれるのかい!?
じゃあしてもらおうかな?』
トム「グダグダ言ってないで早く座れ」
『分かった分かった笑』
そう言ってAは
トムの横に座り後ろを向いた
すると直ぐに
髪はほどかれ
トムは丁寧に三つ編みをしていく
トム「ん...ほら
出来たぞ」
『おお!
すごいなリドル!
三つ編みを綺麗に出来るなんて!』
トム「このぐらい当然だ」
『ふふ
髪を触ってくれた友達は君が初めてだよ』
トム「(初めて...か)ふっ悪くない」
『...ん?何がだい?』
トム「何でもない...」
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作者名:え、好き | 作成日時:2023年2月27日 0時