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第1話 ページ3

? 「……ねぇ。君もしかしてA?」
私を呼んだその声は、どこか懐かしさを感じた。ゆっくり振り向いて「そうですけど」というと、

? 「やっぱりあってた。」
といって少し微笑む同じ制服に身を包んだそらるさんがいた。

「そらるさん…だよね?」

そ 「そうだよ。久しぶり、だね?」
彼は一ノ瀬彼方くん。あだ名はそらるさん。
小さい頃家が隣で、仲良くしてくれた人。

そらるさんは小学校を卒業したあと、引っ越しちゃったから会うのは5年ぶりぐらい。

「懐かしいなぁ…」
ぼそっと言ったのに

そ 「そうだね。」
なんてちゃんと聞き取って、返してくれる。

そ 「また仲良く出来ればいいな。まぁ、学年違うし仲良くできる機会少ないだろうけど笑」
なんて笑うそらるさんに「そうだね笑」って返してぼんやりと考える。

この3年間少しは楽しくやってけそうかも、とか、
いや、でも学年も違うし、また友達出来ないで1人かも、とか、


そんな時聞こえてきた彼の声。


? 「あ!おはようござ…いま…す?」

そ 「あ。おはよう、まふ。」

? 「ぇ.えーっと…誰、ですか?」
まふ、そう呼ばれた男子にしては少し高い声の人。背が高くて、髪も目立つ白色。
すこし緊張しながらも答える。

「ぁ、蒼葉A…です……」
緊張したけれどとりあえず噛まなくてよかった。。と思っていると

? 「あぁ!!あなたがAちゃん!?」
いきなり大声を出されて少しびくっとする。
それをみて「ぁ…す、すみません…」と小声で謝る…まふさん…?っていう人。

「えっと…なんで私の名前を?…」

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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2018年7月11日 11時

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