幼なじみ【タルタリヤ】 (ページ1)

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プロローグページ1

「Aおねえちゃん！」

猛吹雪の中かけてくるオレンジの子供

「！テウセル

だめじゃない、こんな日に外に出ては危ないよ」

風のない風域をテウセルまで広げる

「おねえちゃんに会いたかったんだもん！

お兄ちゃんに会いに行くんでしょ？」

「そうね

ちょっとあまりにも酷すぎるお手紙をいただいたからね」

少女は手紙を少しにぎりしめる

「いいなー

おねえちゃんは自由にいけるんだもん

こないだ遊びに行ったらとっても怒られたんだよ！」

「まぁ、こないだのはね……」

呆れ顔の少女

こないだのテウセル少年の冒険譚はとても面白いものだった

璃月までの密航、あの兄の仕事へついて行く、古代兵器の研究所に遊びに行く、、子供ながらの行動力、さすがにあの兄ありでこの弟だなと実感した

少女的にはあれを独眼坊なんてちょっと可愛らしい名前で誤魔化してるのも可愛いが、おもちゃ屋さんなんて誤魔化しで何時までやってるつもりなんだろとは思ってる

「お兄ちゃんに会いにいくなら僕が手紙を出してあげる！

前に行った時忙しいからあんまり遊んでくれなかったんだ…

だからお手紙だしたらお姉ちゃんを案内してくれるよ！」

キラキラ目を輝かせる子供のオーラに断れるものがあるだろうか

本人は別に会えなかったら一人で観光して北方銀行にでも手紙を預けようかななんて考えていたし

第一あいつがまだ璃月にいるとは考えずらいし

璃月に行くのも、元々行きたいと思っていたわけで、、、

自分の近況を全く説明しない幼なじみの手紙に腹が立ったのが後押しになったわけで、、、

「…テウセル、お願いできるかな」

「うん！まかせてよ！」

「あ、ついでにこれもお願いしてもいいかな」

カバンの中から羊皮紙を取りだし一筆書く

それをテウセルに渡す

「分かった！

じゃあねおねえちゃん！」

大きく手を振り見送る小さな体に思わず笑みがこぼれて

「アヤックスによろしくって伝えおいてね〜」