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「場地ィ、そろそろ始まンだから」
「ンなのいつでも出来るだろうが。Aが来れる日なんて限られてんだからな!」
フンスフンスと怒る場地さん。
場地さん…東京卍會副総長補佐としての威厳をもう少し…いや、何でもないっス。
「俺、佐野万次郎。君の名前は?」
オイ、と止めるドラケンくんを無視して、マイキーくんは彼女の前へ座る。
流石Aちゃん。肝が据わってんだか、鈍感なのか。
「さくらばAです!1ねんせいです!すきなモノはらーめん!!」
「マイキーって呼んでね」
「まーきー?」
「えらいね」
ヨシヨシ、と彼女の頭をマイキーくんが撫でる。
バッカ、Aのバカ!!くんを付けろよ!!その手で頭を捻り潰されるかとヒヤヒヤしたわ。
「Aちゃん、いい子だから。ね?兄ちゃんと帰ろ?場地さん今忙しいんだって」
「なんで?」
「ハイ?」
「Aはココに居たいんだからイイじゃん」
マイキーくんは何を言っているのか。
"ココに居たいんだからイイじゃん"?ハイ?
「俺は龍宮寺堅。よろしくな」
「三ツ矢隆。よろしく」
何もよろしく出来ないんですけど。
2人は1つ、頭を撫でて後ろへ下がった。姫様はご機嫌のようで、二ヒヒと可愛らしい笑顔を見せる。
…みんなが良いって言ってくれるなら良いんだけどさぁ。
「オラ、パーちんとペーやんも」
「…林田春樹」
「林良平」
「もちっと愛想良く出来ねーのかよ」
「ンな事言われてもよぉ」
あぁ、もう考えるのもめんどくせぇ。
もう流れに身を任せよう。
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あ(プロフ) - とても面白いです!!更新頑張ってください☺️ (2023年4月29日 0時) (レス) id: ca28bfbf34 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 振り回されてる千冬君と親バカで甘々な場地さんがすごく可愛いです!! (2021年6月27日 18時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉桜 | 作成日時:2021年6月21日 22時