君と私 (ページ3)

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『あ、いいよ！』

って私が言ったら、

『え！ほんと！じゃあ、よろしくね！』

と言いながら私達の方に向かって来た白濱亜嵐。

『はあ？俺いやなんだけど』

あからさまに嫌な顔をしている玲於。

『いいじゃん！な！仲良くなろう！』

って無理矢理、玲於を宥める白濱亜嵐。

『うるさい。』

それでもまだ、嫌な顔をしている玲於。

その後も、

『みんなどこ行きたいー？やっぱ遊園地？』

『却下。』

って2人で言い合いしてるし、

隼は怯えてるし、

トモカは苦笑い。

まだ宿泊学習始まってないのに、私たちの班はグダグダ。

当日のことを思うと心配になる。

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そんなこんなで当日まであと２日。

相変わらず班はグダグダのままだけど、一つだけ変わったことがある。

それは、白濱亜嵐を亜嵐と呼ぶようになった事だ。

最近は亜嵐と仲良くなりすぎて玲於とはあまり話していないような気がする。

そう思ってたら、

『なあ、今日一緒にかえろ。』

って珍しく誘ってきた玲於。

『....え！？』

驚きのあまり声が出てしまった私を見て

『早く行くぞ』

とうっすら微笑んで前を歩き始めた玲於。

少しだけ、気まずいっと思ってしまう。