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『お前なあ、なんか喋ろよ』
『玲於こそ話してよ』
気まずい空気の中、沈黙だけが続く。
そんな空気を先に破ったのは、
玲於だった。
『最近、亜嵐と仲いいじゃん』
『優しいしね』
『俺も優しいよ』
『女子が亜嵐を好きになる理由が分かるの』
『だから、俺も優しいって』
なんだろう、今日は珍しくツンではなくてデレの日らしい。
少しうるさいけど、いつもの塩対応に比べれば断然マシ。
『もう、歩くの疲れた』
っと言いつつも、結局、私の家まで送ってくれた玲於。
そして、私の家を見るなり、
『お前の家、意外にでかい』
という、失礼発言。
『じゃあまた明日ね!』
って元気よく私が言ったら、
『ばいばい。』
と言いながら、素早く帰っていった玲於。
家の中に入り、宿泊学習に向けて準備をする。
そう、ドキドキハラハラの宿泊学習まであと1日なのだから。
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あんな - 更新楽しみです! (2017年2月18日 19時) (レス) id: 6ec03e20ef (このIDを非表示/違反報告)
さな - 玲於好きなんですか? (2017年2月13日 22時) (レス) id: a700233399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃらめるこーん | 作成日時:2017年2月12日 18時