君と私 (ページ2)

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『まじやばい(笑)』

さっきの出来事から15分も経ったのに未だに笑っている佐野玲於。

『ねえ、名前は？』

やっと笑わなくなったと思ったらいきなり名前を聞いてくる佐野玲於。

『Aです。』

『A』

教えた瞬間に呼び捨てで呼んでくる佐野玲於。

もうなんかいろいろやばい。

学校1のモテ男とこんな喋っちゃって。

『玲於って呼んで』

『.....は？』

『いや、俺の名前』

『知ってるけど....』

いきなり名前呼びは難易度高い。

『はい、呼んで』

『え、.....玲於！！』

もう半分くらいやけくそになって言ったら、

『よく出来ました』

って言って頭をポンポンしてきた玲於。

やばい。心臓もちそうにない。

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そんな中、2年生最初の行事である宿泊学習が近づいてきた。

そして只今、班決め。

男子3人、女子2人の合計5人の班を決めなければいけない。

とりあえず女子は私とトモカで決定。

『ねえ、男子どうする？』

『佐野くんでいいじゃん！A仲良いし！』

『は！？どこが！？』

そんな言い合いをしてたら、

『おい、お前どうせ組む男子いないでしょ？』

って意外にも玲於の方から近づいてきた。

『はいはい、いませんけど』

『あ、隼もね』

隼ってゆうのは、玲於の１番の大親友らしい。

『よろしく！！！！！』

とにかくテンションが高いので有名。

『あと1人どうす....』

って私が言いかけたその時、

『あ！俺も入ってもいい？』

と言いながらやって来た男の子。

名前は白濱亜嵐。

佐野玲於と並んでかなりモテる人。