やんちゃで喧嘩ばかりで傷だらけの俺がトリップしたら凄い告白される話聞きたい？

ここすげぇ！ ページ9

«此処です……こっちは麻酔薬が…これが動物用麻酔です。

［あぁ、ありがとな！黒光は快斗呼んできてくれ！］

«了解しました。

俺は注射器と麻酔薬の入った瓶を取り…鳩に麻酔も打つ…。

［痛てぇよな……もう少し我慢してくれ…。］

鳩の力が抜け麻酔が効いた所で怪我を探す……。

«連れて来ました。

［あ、ありがと……快斗！こいつで間違いはねぇな？］

黒羽［あぁ、間違いねぇ。］

［おし、右の羽と左脚……大きいのはそこぐれぇだな。］

ピンセットで刺さっている枝を抜き…切れている傷口を縫い…血を拭き取って終わりだ。

［ほい……終わった…後は回復するのを待つだけ…家で面倒見てやろうか？此奴…。］

黒羽［マジか！頼むよ…俺はどうすれば良いのか分かんねぇし……嗣弥は医学の知恵があるんだろ？］

［いやねぇよ？ねぇけど……本見て覚えただけだからな。］

ずっこける快斗……。

［はははっ！なんでコケんだよ！］

黒羽［…………お前笑えんのな。］

［失礼だろ…。］

黒羽［医学学んでる訳じゃねぇのか。］

［あぁ、俺学校行ってねぇし。］

黒羽［嗣弥何歳なんだよ。］

［18……。］

黒羽［え、18ぃ！！？？］

［あぁ、18歳。］

黒羽［マジか……20歳超えてるかと…。］

［そらぁ……俺が老けてるって事か？］

黒羽［大人びてるって言ってんだよ！］

［ま、童顔よりマシだな。］

黒羽［そう言えば嗣弥手どうしたんだ？］

［あ？］
快斗に言われて手を見てみると真っ青になっていた。

［あぁ、骨は折れてねぇだろ…痛くねぇから気付かんかった。］
安室さんにやられた所こんなんになってたのか。
痛くねぇから分かんねぇんだよなぁ……。

黒羽［いやいやいやいや……え、痛くねぇってやべぇだろ！］

«主……それ湿布貼って包帯で巻いときましょうよ。

［……黒光包帯取ってきてくれるか？すまねぇな。］

«お安い御用で。

黒光は包帯を取りに行った。

黒羽［なぁ……嗣弥は鴉と話せんのか？］

［んー、名前付けた奴だけな。］

黒羽［へぇ……面白いな。］

［もっと気持ち悪がるかと。］

黒羽［俺だって鳩と話してるし…会話は出来ねぇけど。］

［そうか……。］

«主、湿布と包帯です。

［あ、ありがとな……。］

黒羽［巻いてやろうか？］

［頼む……。］

快斗は慣れた手つきで包帯を巻いていく……。

［ありがとう…助かった、快斗どうするんだ？もう夜だぞ？］

黒羽［え？］
快斗が時計を見ると８時を指していた。

泊まるか？→←理解してくれ。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す