NARUTOの世界にトリップしたら最強になったらしい。

九尾襲撃……届かなかった手。 ページ15

チャクラを探りながら母さんのチャクラを見つけ出す。

不味い……九尾の封印が解けた！
九尾の雄叫びが聞こえる……出てしまった…。

どうする……落ち着け…まだ間に合う筈だ。
血継限界を使い術を作り出す……。
どんな術なら九尾を止められる？

見えた……九尾！
素早く印を結び唱える。

［錬術…！鋼練縛！］
手から鋼のでかい鎖が出る。
口から血が出るし痛むが仕方ない……。

鎖が九尾を縛る……動けない筈だ…何せこの鎖は体と神経を縛るのだ千切る事も出来なければ動くことも出来ない。

九尾は動けないので吠える……。

［かぁ…さん？］
地面に横たわる母さん……。
急いで駆け寄るとまだ辛うじて息はある…。
医療忍術を使いチャクラを回復させる…。
少しかじった程度では、全回復が出来ない……ましてや血継限界を発動したままでは。

クシナ［A……九尾は！］

［ぅしろ……に居ますよ……。］

クシナ［ど、うやって……九尾を…A髪の色が……。］

［血継限界……ですよ……母さんの……チャクラ…回復……させたぃ……のに……上手く…回復しない……。］

クシナ［いい、良いってばね……後は私が頑張るだけってばね……。］

［か……さん……。］
何でこんな時にうちは一族が居ないんだ！
このままじゃ……母さんが父さんが死んでしまう。
はっ！九尾の鎖が取れた！

［くっ……取れた……。］

波風［クシナ！A！］

［遅い……父さん……。］

［“俺は、命を落としてでも貴方達を守ります、この里も。“］
そう書いたスケッチブックを残し九尾に向かって走り出す。
血継限界も使える……後は叩き潰すだけだ……。

クシナ［A！やめて！］

波風［っ……A！］

［雷遁……激雷……！］
ずどぉん……雷雲が光り、大量の雷が一度に九尾に降り注ぐ。

流石九尾……気絶もしない……。
油断し…俺は九尾に吹き飛ばされ……地面に叩き付けられる。

［グッ……ぁ……！］
瓦礫が腹に刺さってしまった様だ。
でもそんな事で治療している暇は無い……九尾の手がこちらに来る。

［月歩……。］
空気を蹴り空を飛ぶ、九尾の手はギリギリ避けられたが次もそうとは行かないだろう……子供の俺が適うはずの無い相手だ、下手すれば死んでしまう。

［っ。この怪我で……後……どれだけ動けるかだな……。］
喋るのでさえ辛いのに、あれは……イタチ！？
何故ここに居る！

［チッ……イタチ！］

イタチ［お兄ちゃん！］

九尾がイタチに手を伸ばす

イタチ、何故ここに……。→←母、クシナへの贈り物。

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