検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:122,088 hit

おとしもの ページ22

うーん、今日のお昼もあのオムライス屋さんにするか・・・。
 

 わたしは、そのオムライス屋さんの前で悩んでいた。

 さすがに、2日連続オムライスはどうなのかと思う。他のも食べたいなという気持ちもあるし。

 でも、すごく美味しいもんな〜。それに、けっこうお手頃な値段というか。学生に優しいという最高なところなのだ。

 うーん。悩む時間がもったいない!結局そこで食べることにして、店内に入る。(はい、そこ。ぼっちとか言わないでね。友達いますからね。たまたま予定があわないだけなんで)

 案内された席を見て、目を見開いてしまった。

 ・・・スマホだ。

 テーブルの通路側にぽつんと置かれた一台のスマホ。それはおそらく最新の機種。(いいな)

 ど、どうしよう。店員さんに届けるしかないか。というかスマホ忘れるってどういうことだ。

 この人には、スマホを○としただけなのにを観ることをおすすめする。

 スマホを手に取り、レジのほうに行こうとする、と。

「あー!あったぁ!」

「!?」


 店内に響き渡る、大きな声。

 声のほうを見ると、あのあかいおにいさんが入口の近くの通路で息を切らしていた。


 ・ ・ ・ ・ ・


「いや〰。俺たちよく会うね。運命かな?」

「そ、そうかもしれませんね・・・」

 嗚呼、神様。
 今できるだけ会わないほうがいいのではランキング一位に輝いた彼に、なぜわたしは奢られているのでしょうか。

 もう99.9パーセント莉犬くんだと思っているわたしは、この状況は危ないのでは?(ころんさんにめんばーには家政婦のこと、隠しててほしいっていわれてるし。)

 ていうか、莉犬くんだけではないけれど、すとぷりの皆さんは、女の人と住んだり普通に仲良くしていいのかな?もうわたしわかんなくなってきたze。

 炎上とか、嫌だからねほんと。できるだけ平和にいきたいんすよこっちは。

 莉犬くんは、ここでお昼を食べて(なぜか)スマホを忘れてきたらしい。で、それを思い出して慌てて帰ってきたらセーフだったということだ。

 しかも、彼はわたしに奢ると言って聞かなかったのだ。

 たまたま、彼が忘れたスマホがある席になって、レジに届けようとしただけなのに。

 べつに何もしてないんだけどなぁ。

 なんか腑に落ちないなぁと思いながら、結局押しに負けてわたしはメニューを選んでいる。ちょ、あの、そんなきらきらした目でわたしを見ないで死ぬから。

なまえ→←さくしゃです!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (170 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
414人がお気に入り
設定タグ:すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いたる(プロフ) - ゆず胡椒さん» ありがとうございますぅぅぅ!続編ぜひチェックしてください! (2021年6月27日 19時) (レス) id: 2538ecda96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず胡椒 - めっちゃ面白い〜!楽しみにしてます! (2021年6月27日 13時) (レス) id: 042a180910 (このIDを非表示/違反報告)
いたる(プロフ) - 天王寺ゆなちゃんさん» ありがとうございます!ビジネス不仲最高ですよね! (2021年6月26日 15時) (レス) id: 2538ecda96 (このIDを非表示/違反報告)
天王寺ゆなちゃん(プロフ) - じぇりーぬでお顔寄せあって投げキッスはちぬて......不仲とは......すしです...... (2021年6月25日 23時) (レス) id: 9fd7f3e26d (このIDを非表示/違反報告)
いたる(プロフ) - トパーズさん» ありがとうございます!りすなーですよ!そして、すとぷりは平仮名です! (2021年4月21日 14時) (レス) id: 2538ecda96 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いたる | 作成日時:2020年5月5日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。