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Aside
１１月
外の空気も冷たくなり、少しずつ冬へと近づいていく。
先月行われた文化祭も終わり、また日常が戻ってきた。
今日はいつもより早めに学校に着いた。
教室には私１人だけ。
まだ暖かくなっていない肌寒い教室で、携帯を見ているとｶﾞﾗｶﾞﾗとドアが開く音がした。
反射的にドアの方を見ると
そこにはオスマンさんがいた。
貴「あれ…オスマンさんだ…！おはようございます！」
os「おはよ〜」
フワフワと挨拶をしたオスマンさんが教室に入ると、私の隣の席へと腰を下ろした。
貴「どうしたんですか？」
os「ん〜？何となく廊下歩いてたらAちゃんおったから来たんよ」
貴「ふふっそうだったんですね…！」
と笑えば不意にオスマンさんが私の頬を触った。
貴「な、なんですか…？」
突然のことに体が硬直した。
無言で私の頬を撫でるオスマンさん。
少しくすぐったい感覚と照れ臭さで頬が熱くなる。
ど、どうしたんだろ…？
優しく微笑むオスマンさんは、ただ私を見つめているだけで、何も喋らない。
貴「あの…オスマンさん…？」
os「俺な〜Aさんの笑った顔好きやねんなぁ」
貴「そ、そうなんですか…？」
「うん、好き」と呟きながら次は私の頬をプニプニとつまみ始める。
されるがままに触られながら、オスマンさんの言葉で体温が上がる。
好きか…
言われ慣れない言葉に心がくすぐられる。
os「Aさんのほっぺた柔らかくて気持ちええな」
貴「オスマンさん…触りすぎです…！」
os「あぁごめんな…！じゃあお詫びに俺のほっぺも触る？プニプニやで？」
「ほらほら！」と自分の頬を指差しながら楽しそうに笑うオスマンさん。
そんな彼を見て自然と笑みが溢れる。
私はオスマンさんの頬に手を伸ばす。
そっと触れた頬はとても柔らかかった。
貴「オスマンさんお肌綺麗…」
os「ホンマに？やった〜」
貴「羨ましいです」
os「Aさんも肌白くて綺麗やん」
そう言うとまたオスマンさんが私の頬を触る。
すると廊下から話し声が聞こえてきた。
私は教室の時計に目をやると普段私が登校する時刻になっていた。
貴「そろそろ皆さん来そうですね」
os「なんや、Aさんとのイチャイチャタイム終りかー…」
貴「な、何を言ってるんですか…！」
os「俺照れてる顔のAさんも好きやで？」
貴「…！！」
そう意地悪そうに笑ったオスマンさんは「またね」と教室を出ていった。
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彼岸(プロフ) - 龍愛さん» コメントありがとうございます！この鮭は普通の食べれる鮭のほうです…！！ (2020年3月21日 21時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - 続編出てるのにこちらにコメさせていただきます！あのー鮭って歴戦王さん...？ (2020年3月21日 16時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - しおりんさん» 応援ありがとうございます！励みになります！また、ご指摘ありがとうございます。今後のお話では気を付けていきたいと思います！！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 彼岸さん» 面白かったです♪続きも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉこの小説大好きです!!! (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - ブッチじゃなくて、ブッパですよ。関西弁でサボる。 (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2019年10月12日 17時
