46. ページ47
tnside
海に行った日から数日経ったある日。
突然シッマから呼び出しがあり、今日の21時にとある場所に集まることになった。
そして今その場所に向かっているのだが…
いったいシッマが何を企んでいるのか想像がつかねぇ…。
まぁくだらんことやろなぁ
そんなことを考えながら目的地を目指す。
しばらく歩くと集合場所に何人かの人影が見えた。
「うぃーす」と声をかければ、先に来ていた人達も「うぇーい」と気だるげに返してきた。
tn「シッマはおらんのか…」
syp「少し遅れるって連絡来てました」
当の本人はまだ来ておらず、集められた俺、ショッピくん、大先生、ロボロは帰りたいムードが漂っていた。
ut「何すんやろなー…」
rbr「俺帰りたいわ…しかも此処ってあれよな？」
tn「あー、心霊スポットで有名な場所ですね」
「嫌やわ…」と嘆くロボロを横目に俺は周りを見渡す。
tn「シッマさん…肝試しするつもりちゃう？」
syp「だと思いますよ…あ、猫や」
tn「え、マ？猫どこ」
ショッピくんと一緒に俺達の近くを通り過ぎた猫を眺める。
すると見慣れた男が此方に向かって歩いてくるのが目に入った。
tn「あ、シッマや」
kn「いや〜すみませんね！お待たせしました！」
片手で頭を掻きながらやってきたシッマ。
そして俺達を一通り見渡してから口を開いた。
kn「えー皆さん今日はね、お集まり頂いてどうもありがとうございます。えー今からですね、せっかくの夏休みなんでね、肝試しでもしようじゃないか！と思ってですね皆さんに声をかけたわけですよ！」
rbr「帰ります」
kn「なんでやロボロ！？」
「おい待てい」とロボロを引き止めるシッマ。
やっぱり予想通りやったな…まぁ俺は別にええんやけど…。
ていうか…
tn「ちょ、シッマ？俺ら以外におらんの？」
kn「ん？あー他の奴等はダルい言うとったで」
rbr「えぇ！？じゃあ俺もダルいから帰るわ！」
kn「ダメや！来たからにはやるぞ！！」
ほほーん俺らしかおらんのか、なるほど。
じゃあ今回は５人で肝試しか。
シッマにコネられたロボロは渋々参加。
そろそろ始めようかとなった時、大先生が口を開いた。
ut「女の子おらんのー」
kn「花音は嫌や言うてたで」
ut「でも男だけってつまらんくない？」
「じゃあどうすんねん」とシッマが大先生に尋ねると、大先生はにっこりと笑い言葉を続けた。
あー、何か分かってもうたわ…
ut「Aちゃんがおるやろ」
俺の予想は見事に的中した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 964人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彼岸(プロフ) - 椿さん» 関西弁に疎いので調べながら書いているのですが、かまへんも構わない・問題ないと言う意味になると書かれていました。また、かまわへんを崩した言い方がかまへんになるらしいので御本人様も崩した言い方をしている時がありましたのでそう書かせて頂きました…！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 今更すいません！28.のknさんのかまへん！って噛まないって意味になるのでかまわへん！では？ (2020年7月19日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - hasuki-さん» あのメンバーを意識しております…！ (2019年10月9日 6時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
hasuki- - 夜遅くすみません...最後の5人見覚えがあるような(・∀・)ｼﾞｰ (2019年10月9日 0時) (レス) id: e55a71c11d (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - ゾウさんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！励みになります！ (2019年9月19日 19時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸 | 作成日時：2019年8月17日 18時
