弐拾漆話【後編】 ページ15
しのぶ「優しい毒で殺してあげましょうね」
瑠維「……」
義勇「…動けるか?動けなくても根性で動け。妹を連れて逃げろ」
炭治郎「?!冨岡さん…すみません!ありがとうございます!」
しのぶ「これ、隊律違反なのでは?もしかして…瑠維さん達も隊律違反なのですか?」
瑠維「まぁ…そうですね」
朱鳥「……」
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炭治郎(体中痛ったい!苦しい!痛いと叫びたい!我慢我慢!我慢我慢!俺は鬼殺隊を抜けなければならないのか?いくら妹とはいえ鬼を連れている剣士なんて認められない…)
ガハッ!
炭治郎(何だっ…しまった!走るのが精一杯で!)
ガシッ!
炭治郎「逃げろ禰豆子!逃げろ!逃げっ!」
ガンッ
炭治郎「かっ!」バタッ
?「……」ニコニコ
ヒュッ
?(小さく…子供になった)
とてとてとて
?(逃げるばかりで少しも攻撃してこない…どうして?…考える必要はない。言われた通りに鬼を斬るだけ)
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しのぶ「鬼を斬りに行くための私の攻撃は正当ですから違反にはならないとは思いますけど冨岡さん達のこれは隊律違反です。鬼殺の妨害ですからね。どういうつもりなんですか?」
冨岡「………」
瑠維「義勇…せめてなんか…なんか喋った方が…」アワアワ
朱鳥「お前は少し落ち着け」トン
瑠維「ぬへ…」バタッ
しのぶ「何とかおっしゃったらどうですか?」ムカムカッ
冨岡「…あれは確か2年前」
しのぶ「そんな所から長々と話されても困りますよ。嫌がらせでしょうか…嫌われていると言ってしまったこと根に持ってます?」
朱鳥「……」
グッ
鴉「伝令!伝令!カァァア!」
朱鳥、しのぶ、義勇「?!」
鴉「伝令アリ!炭治郎,禰豆子両名ヲ拘束!本部二連レ帰ルベシ!」
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鴉「炭治郎及ビ鬼ノ禰豆子!拘束シ本部へ連レ帰エレ!」
鴉「炭治郎!額二傷アリ!竹ヲ噛ンダ鬼禰豆子!」
?「あなた…禰豆子?」
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隠「額に傷がある。よし拘束だ!これ顎の骨が割れてるんじゃないか?」
隠「うーん。可哀想だな縛るの」
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?「起きろ。起きるんだ。起き…オイ。オイコラ。やいてめぇ!やい!いつまで寝てんださっさと起きねぇか!
?「柱の前だぞ!」
炭治郎(柱?柱って何だ?何のことだ?この人たちは誰なんだ?ここはどこだ?)
しのぶ「ここは鬼殺隊の本部です。あなたは今から裁判を受けるのですよ?竈門炭治郎君」
つづく
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時