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「蘭ちゃん!!久しぶり〜!」


「Aちゃん、本当に会いたかったよー!」



「ごめんね、仕事でバタついてたから中々会いに来れなくて」



まぁそれ以外の理由でバタついてたのもあるんですけどね....。






休日、私は蘭ちゃんに会いに
毛利探偵事務所の下にある喫茶店、ポアロに訪れていた。




「新一の家に住んでるんだってね
 これから園子と掃除しにいかなくて済むから助かるよ」



「いや、さすがにあの広さは私1人じゃ限界があるから
 引き続きお願いしたい」



「え〜、もうAちゃんったら...」




キャッキャと蘭ちゃんとの久々の再会に花を咲かせていると、頼んでいたハムサンドが運ばれてくる。




「お待たせしました、ハムサンドです」



色黒で容姿淡麗のお兄さん。
蘭ちゃんとは随分親しげな感じだった。





「うわ、美味しそう...!」



最近の男の人は女の人より料理ができるのかね?
昴さんも....このお兄さんも...えーっと、安室さん?だったっけかな。




「まさかあの有名な高校生探偵に
 こんなにお綺麗な親戚がいたとは....」



「...!...営業トークですか?!
 そんなの無くても通いますよ!こんなに料理が美味しいんですから!」


ハムサンドの美味しさに感動しながらそう言うと安室さんは苦笑いを浮かべた。




「あはは...本当に思った事を口に出しただけなんですがね....って、聞いてないし...」



「Aちゃん、昔から美味しいものを食べると五感が全部そっちに集中しちゃうんです
なので気にしないでください」



「はは、それは実に面白い方だ...」



苦笑いを浮かべあってそう話している2人の声なんて聞こえなかった。




食事を終え、蘭ちゃんがお手洗いに向かった時だった。


安室さんがまるでタイミングを見計らったように
私たちが座るテーブル席へ近づいてくる。




「...盗み聞きするつもりは無かったのですが...
Aさん、今のお住まいがあの工藤邸というのは本当なんですか?」



「....あ、はい。そうですけど」



その瞬間、どことなく安室さんの表情が曇った気がした。





「....って事は...あの大学院生の方もご一緒に...?」




「昴さんの事ですか?
 ...安室さん知り合いなんですか?」



問い掛ければ安室さんは困ったような笑みを浮かべて両手のひらを私に向けてくる。



「いえいえ、知り合いとまでは...
ただちょっとこちらが一方的に気になっている人というか...」

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設定タグ:沖矢昴 , 名探偵コナン , 赤井秀一   
作品ジャンル:アニメ
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よんたん(プロフ) - 悠希さん» 有難うございます❤︎頑張れます🥹励みです🥹🍀 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - しまさん» 赤井しゃん...❤︎笑 有難うございます🥹 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - ダイアナさん» 嬉しい...有難うございます😭 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - アンさん» 頑張れます🍀ありがとうございます❤︎ (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - さくら(ふぶきち)さん» ありがとうございます❤️ (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よんたん | 作成日時:2023年5月2日 1時

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