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5話 ページ6

いつもの江戸の日常。そこにはある1人の侍がいた。彼はどうやら走ったのか、肩で息をしている。


銀時「ハアッ、ハア...あー、!!家賃家賃うるせーなあのババア!!」


彼の名は坂田銀時。万事屋を営んでいる。現在家賃を回収しにきたお登勢から全力で逃げてきたのだ。


銀時「ったくよォ〜...まだ家の周りでぶらぶらするのは危険だな。あーもうめんどくセェ!!」


新発売のジャンプを読んでいる途中だったのだ。銀時はものすごくイラついている。

そんな時だった。5間(十メートル)ほど離れた先にあるどこか見慣れた傘を見つけた。銀時は同居人の神楽かと錯覚したがどこか雰囲気が異なることに気づく。銀時は傘を覗き込んでみることにした。いつもの乾鮭色(サーモンピンク)はなく、そこには純白があった。幼い顔つきをしており、そこにはどこか気品を持つ。幼そうな顔つきだがそこそこ大人らしく感じる。20ほどだろう。


A「あら?こんにちは。江戸の方ですか?」


蟻の大群を見ていたAは人がいることに気づき立ち上がる。洗練された動きに銀時はどこかのお嬢様だと理解した。


A「あの...申し訳ないのですが、私。道に迷ってしまって。道を教えて頂けませぬか?」


銀時は金儲けの機会(チャンス)だ、と二つ返事をした。


A「ありがとうございます!江戸は優しい方々で溢れていて素敵ですね。」


先程からの言い草に銀時は江戸の住民でないこと察した。


銀時「なァに?お嬢さん江戸には初めてかい?観光?」


こんな泥臭い町に観光なんて物好きだな、二日酔いしか転がってないってのに、そう考えていた銀時にAは問いを否定した後にお見合いに来たことを明かした。


A「実は一目惚れで...私から申し込んだんです。両親は私を結婚させたくないようできたけど、一人っ子なのでいつかはお嫁にいかないといけないでしょう?それなら好きな人と結婚したいと思い両親を説得してやっと会いに来れたんです。まぁ、今日初めて正式にお会いしましたし、お相手様が嫌なのでしたら王国に帰りますし...」


帰ると言う割には寂しそうな顔をしている。
金持ちで顔も人もいい、そんなお見合い相手がどんな奴か拝みたくなった銀時は道を教えてやることにした。

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作者名:シーエル | 作成日時:2024年2月22日 20時

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