8 近年では男より女の方が強い場合が多いんだよね、知ってた?あ、知ってる? ページ9
何とか無事帰宅した私達、扉を開けて『只今ー!…です』と変に敬語使って帰りを告げると倫子さんが玄関まで迎えてくれた。
リビングからも南次郎さんの「お〜、お帰りぃ」と間延びした声が聞こえた。今まで昼寝してましたって感じの声だな。
「疲れた…」
『男ならレディーの荷物持つのが当然でしょ』
「え、どこにレディーがいるの?」
『うん、お前視力大丈夫?眼鏡貸そうか?つーか失礼極まりないな』
「アンタがレディー?犬の間違いでしょ」
『殴るぞ貴様。言っておくけど私は昔”冗談でクラスメイトの背中少〜し強めに叩いたら苛めと勘違いされたった☆”という過去を持つ女だぞ!殴ったら結構痛いと思うよ!』
「いや長いんだけど、て言うか何その過去。どうせ相手女でしょ?」
『いや、男。ついでに言えば小3くらいの話だった。私冗談のつもりだったからまさか自分が原因だと思わなくてさ、事実知った時はおったまげたね』
「腕力ゴリラ並みなんじゃ…何でもない」
ニッコリと微笑み握り拳を作るとリョーマは口を閉じた…意外と聞き分けが良かった。
「……まあ、そんなことは置いといて…アンタ、今日からどこで寝るの?」
『え、外で寝ろと?』
「いや、そう言うんじゃなくてどの部屋で寝るのかって話。家、空き部屋とかないけど」
『マジか。…ん、待てよ?…あ、部屋無くても大丈夫かな。良く良く考えたら私暗い所で一人で寝れないし』
「「「「…は?/え?」」」」
リョーマと南次郎さんと菜々子さんに加えて倫子さんまで驚いたように目を見開いた。
『あ、豆電球とかで少し部屋明るくすれば寝れるよ?けど真っ暗な所じゃ一人で寝れないんだ』
「…アンタ、中3なんでしょ?」
『苦手なことに年齢は関係ないじゃん。…まあそういうことで一人じゃ寝れないんでリョーマ、宜しく』
「……は?え、何で俺の部屋?別に菜々子さんの部屋とか母さんの部屋使えば良いじゃん」
『駄目駄目、もし寝惚けて蹴っちゃったらどうすんの』
「俺は蹴っても良いの!?」
『…まあ大丈夫でしょ、それに小学生の時よりは寝相良くなってると思うし大丈夫だよ。…多分な』
「嫌d『駄々捏ねない』……」
その後宥めすかし、説得し、最終的には駄々を捏ねるリョーマに笑顔で握り拳を見せることでリョーマの部屋で寝ることを許可されたぜヤッフー!
9 女だって可愛いだけじゃない、ガサツなところもあるさ→←7 人ってのは見かけに寄らないモンだ
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咲(プロフ) - ゆいさん» 恐らく今日中に出来ますが、まだ話が書けていないので公開するのはもう少し遅くなります。遅くても土曜日には公開しますので暫しお待ちください! (2014年10月23日 20時) (レス) id: 6e81c5b926 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 後編楽しみにしています。 (2014年10月23日 20時) (レス) id: a8362b8413 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 越前優さん» わわ、主人公設定気に入っていただけたようで嬉しいです!近々日替わりを公開しようと思っていてその準備をしているので更新が遅いですが、もう少ししたら落ち着くのでちょっとの間お待ちいただければと思います!応援ありがとうございます、これからも頑張りますね! (2014年10月20日 0時) (レス) id: 3d735fb435 (このIDを非表示/違反報告)
越前優 - 主人公の設定いいですね!更新頑張ってください! (2014年10月19日 16時) (レス) id: 830e7431bc (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - ITUKIさん» 美人とかチートな夢主は沢山いるけど凡人夢主ってあんまりいないなー→よし、凡人書こう。という流れでこれを書き始めました(笑)完璧より何処かに欠点のある人の方が好きだったりします。 応援ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2014年9月10日 6時) (レス) id: 0b32b9ea63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲 | 作成日時:2014年8月17日 2時