君の反応が知りたくて。[ジョジョ短編集]

メローネに、スタンド攻撃で猫になったまま近寄ってみた。 ページ34

「……にゃあ。」

誰もいないアジトで1人、私が声を上げる。

実はさっき、スタンド攻撃を受けて猫になってしまった。

「……にゃあ…」

まだ本体を倒していないため、人間に戻っていない。
スタンド攻撃を受けられて、本体が逃げてしまったため、仕方なくアジトに帰ることにしたのだ。

「にゃ……」

早く倒しに行きたいのに、この姿では何も出来ない。
いやそれよりも、この姿を誰かに見られたくはない。
特にメローネには。
私の彼氏でもあるが、彼は変態だ。きっと猫の姿をした私でもディ・モールト ベネ！とか言い出したりするのだろう。
……いや、その前に、猫が私だとわからないかもしれないのだが……。

「ただいま…あれ？猫？ホルマジオのかな？」

「にゃ！！」

噂をすれば影…というのはこういう時に使うのだろう。
声がする方に駆け寄ってみると、メローネだった。

「…………」

メローネはじっと私と目線を合わせて、少し考えてから話し始めた。

「……もしかして、Aか？」

「……にゃ…」

なんでわかったの。と言ったつもりだったが、当然猫になっているので言えるはずがない。
しかし、彼は私の気持ちがわかったのか、そうかと頷き、ソファーに座った。

「スタンド攻撃を受けたんだろ？全く…ドジだなあ。ほら、おいで。A。」

私は心の中でため息をついてメローネの膝の上に乗った。
彼の大きくて、あたたかい手で撫でられる。

「ふふ……。猫の君もディ・モールト ベネだ…。」

メローネはそう言って微笑み、私の額にキスを落とした。

………………
結果
なでなでされました。甘やかされます。
でも、ちゃーんと敵は倒します。

皆さん久しぶりです！！最近忙しくて投稿できず、ほんとにすみません！！
これからもたまに投稿していくのでよろしくお願いします！リクエストも募集してます☆

リク☆ポルナレフに、プロポーズされてみた。1→←ジョルノが、私の誕生日を祝ってくれた。(特別編)

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