君の反応が知りたくて。[ジョジョ短編集]

リク☆ ナランチャに、守られてみた。1 ページ25

「ナランチャって可愛いよね。」

きっかけは、私の一言だった。

「は？」

私とナランチャは、恋人同士。

「だって、行動とか可愛いしさ。あと、年上じゃなくて年下って感じする。…あっ！可愛いと言えば！ナランチャ、セーラー服とか着たら似合いそうかも！」

だから、何を言っても許されると思っていた。

「……お前、それマジで言ってんのかよ。」

「えっ？どうしたの急に…？」

「俺が可愛い……？女みたい……？ふざけんなよ！！」

「えっ……。」

私に滅多に怒らないナランチャが、キレた。

「もうAなんて嫌いだ！！大嫌い！！」

そう言ってナランチャは、私のそばから離れていった。
1人、取り残された私。

「……私、酷い事言った……。」

よくよく考えてみれば、私は、彼に酷いことを言っていた。
自分も言われたら嫌なくせに。

……謝らなきゃ。

そう思うのに、私が歩き出した方向はナランチャが出て行った方向ではなく、その真逆だった。

「………怖い…。」

その理由はすぐにわかった。別れよう。なんて言われたらどうすればいいのか分からないからだ。
会うのが怖い。足が震える。
私には、彼に会う勇気が無かった。さっきまであんなに笑いあって話していたのに。

「………。」

私は、1人で夜の街を歩いた。
いつもなら、ナランチャと手を繋ぎながら歩いているのになあとため息をつく。

「……………。」

会いたいけど、会いたくない。
私は、そんな自分でもよくわからない気持ちに苛まれていた。

その時

「や、辞めてください！！」

「いいじゃねえか。ちょっとくらい。」

誰かが争っている声が近くから聞こえた。

……助けなきゃ。

私はさっきまで悩んでいた事を忘れ、駆け足でその場所へ向かった。

「……！！」

そこに居たのは、女の子と男3人組だった。女の子は女子高生くらいの年齢だろうか。
男3人組は、タバコを吸っているのを見るに、大人だろう。

リク☆ ナランチャに、守られてみた。2→←リク☆ ディアボロに、嫉妬されてみた。2

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ラッキーナンバー

8

ラッキージョジョキャラ

康穂

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